第四話 初めての戦い
あらすじ〜海の中の神殿に住んでいる子供のサメのハルキと子供のシャチのオルカ、そしてロボットのかいおう。
ある日、かいおうがさらわれてしまう。ハルキたちは、かいおうを助けると誓うのであった。
サザン町で準備を済ませたハルキたちは、町を出て、大砂浜へくる。そこで出会ったのは、ボスガニというでかいカニであった。
ボスガニ「俺の名はボスガニ!縄張りに入った以上は生きて返すことはできない!!
ハルキ「くそっ!戦うしかないか!」
オルカ「いくよ!ハルキ!」
突然砂の中から出てきたとても大きいカニのボスガニ。ハルキたちvsボスガニの戦いが幕を開けようとしていました。
ボスガニ「おらっ!」
早速、ボスガニがその大きいハサミを思いっきり叩きつけました。
ハルキ「っ!動きが早いっ!」
オルカ「あぶなっ!」
二人とも、なんとか避けました。
ボスガニ「まだまだいくぜぇ!」
今度は、ハサミでハルキたちを掴もうとしました。
オルカ「うわっ!」
ハルキ「オルカ!」
オルカが捕まってしまいました。
ボスガニ「へっ!早いもんだぜ!あとはそこのサメだけだな!」
ハルキ「オルカを返せっ!」
ハルキが思いっきり尾ビレでカニのハサミを叩きました。
ボスガニ「痛っ!」
ボスガニは思わずオルカを離してしまいました。
オルカ「ナイス!」
ボスガニ「このやろぉ!」
今度は、両手のハサミでハルキたちを切ろうとしてきました。
ハルキ「よし…なんとなくパターンがわかってきたな…」
オルカ「僕も同じく」
ハルキたちは、何かをボスガニの動きのパターン発見したようで、ボスガニの動きを軽々避けていきます。
ボスガニ「くそっ!ちょこまかと…」
ボスガニ「おらぁっ!」
ハルキ「!」
すごい勢いでハサミを地面に叩きつけました。
ボスガニ「ふぅ。これなら倒せただろう。」
ボスガニ「てか、勢いよくやりすぎてハサミが砂に埋まって動けねぇな…」
と、その時でした。
ハルキ「残念だね」
ボスガニ「!なぜ生きている!」
ハルキ「いや?ただ避けただけさ。」
オルカ「ボスガニくんの動きは読み取りやすい。なぜなら予備動作が大きいからね。」
ボスガニ「くそっ!」
二人「それじゃ、これで終わりだね!」
二人「おらあああああっ!」
二人の尾ビレを思いっきり甲羅に叩きつけました。
ボスガニ「ぐわーーーっ!覚えていろよおおお!」
ボスガニは思いっきり吹っ飛んで行きました。
二人「よっしゃー!初戦勝利だー!」
初めての戦いながらも、ハルキたちは無事勝利を収めたのでした。
ハルキ「さて…とりあえずあのカニを倒すことができたから、先に進もう。」
オルカ「そうだね。確か次は…森?」
ハルキ「うん。とりあえず向かってみよう。」
こうして、ハルキたちは大きな川を超えて、とてつもなく大きな森に来ました。
ハルキ「わーお…大きい」
オルカ「なんかすぐ迷っちゃいそうだね。」
ハルキ「まあ近くにいれば大丈夫でしょ。」
と、ハルキは言いました。
こうして、二人は森に入っていきました。
ハルキ「なんかすごい暗いね」
オルカ「ヘビとか出ないよね…」
と、二人で喋りながら歩いていました。
しかし、しばらくしてから異変が現れ始めました。
ハルキ「あれ?なんかちょっと霧がかかってきたような…」
オルカ「確かになんか霧がかってきたね。」
歩いて5分ぐらいで、全体的に白い霧がかかってきたそうです。
ハルキ「なんかいやな予感が…」
と、その時でした。
ハルキ「!」
一気に霧が強くなりました。
ハルキ「くそっ!なにも見えない!」
ハルキ「うわああああっ!」
ハルキ「…」
ハルキ「あれ?オルカは?」
ハルキ「てかここはどこだ?すごく濃い霧がかかっている…」
気づいたら、オルカとははぐれ、謎の場所にいました。
ハルキ「さっきの森とは圧倒的に違う…」
ハルキ「念の為に持ってきた方位磁針も役に立たない…」
ハルキ「どうすれば…」
と、その時でした。
???「おーい!君も冒険家かい?」