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(三)-7

 つぐみが「ちょっと、何を言っているのよ」と発語して全て言い終わる前に、男は目の前に立っているつぐみの肩を掴み、左手で左の方へとつぐみを払った。

 急の出来事で、つぐみもびっくりしたようで、払われるままに床に倒れた。

 そして男は何のためらいもなく楽屋の中に一歩、また一歩と入ってくる。その目線と包丁の先をアンナに向けながら。

 マキがアンナとユーコを見ると、二人ともすでに立ち上がり、楽屋の壁際へと移動している。

「嘘つき女め!」


(続く)

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