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茶川くんは幸せです。  作者: kiki
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茶川くんの1週間。

第一話 「月曜日①」


 いつも通りの晴れた日の朝 

 午前6時、1週間の平日の始まり、いつもの時間に目覚ましが鳴る。

 半開きの目で目覚ましを止めて起き上がり、僕は部屋から出る。

 リビングに出て一番最初に意識したのは美味しそうな朝食の香りだった、母がキッチンに立って朝食を作ってくれている。

 「おはよぉ〜」

 あくびまじりに僕は母に挨拶をすると、向こうも

 「おはようさ〜ん」と返してくれた。

 僕の名前は茶川広樹さがわひろき16歳 高校生。


 「広樹、果音かのんがまだ寝てるみたいだから起こしに行ってくれない?」

 母にそう言われて僕はリビングを見渡す、

 「果音まだ寝てるの?じゃあ呼んでくるよ」

 果音というのは2つ歳の離れた妹 少しマイペースな性格でよく二度寝、三度寝を繰り返す。

 僕は妹の部屋のドアにノックをしてまだ寝てるであろう妹に声を掛ける。

 「果音〜、朝ごはん出来てるよ〜、また遅刻しちゃうよ〜」

 あまり激しく起こすと妹はすぐに機嫌が悪くなるのでこの程度で留めておく、

 これで起きなければ最後は母が大きな声で起こしにいくのがお決まりのパターン。

 5分後に寝癖をつけて眠そうな顔をしながら妹は起きてきた。

 「おはよう〜」

 眠そうな声で起きてきた妹に

 「今日は早めに起きてきたね笑」

 僕は少しだけ笑いながら果音に話しかける。

 「だって広樹の声で起きとかないとさぁ、お母さんの怒号で起こされると目覚め最悪なんだもん」

 そんな果音の言葉に母は呆れた声で

 「そんなに嫌なら目覚ましの音で一回で起きてきなさいよ!社会に出たら遅刻しても自己責任だからね?いい?」

 母の小言をいい加減な顔で聞いてる果音、いつも通りの光景だ。

 そんな会話をしながら僕たちは母の手料理の朝食を口に運んでいく。

 朝食を済ませた僕は母に「ご馳走様〜」と言って、洗面台に向かう、

 顔を洗って歯磨きを済ませ、自分の部屋に戻り制服に着替える。

 準備ができたら玄関に行き靴を履く、リビングにいる母・妹に向かって一言

 「行ってきまーす」

 リビングの方から聞こえる「行ってらっしゃ〜い」を聞きながら僕は家を出る。

 毎朝6時に起き、朝食、登校準備をして家を出る、近くのバス停まで歩いて行き7時のバスに乗って通学している、

 「今日も間に合った」

 バスが来る5分ほど前に停留所に着き少し待つ。

 地元から学校が離れているのと朝の通勤、通学ラッシュで毎日1時間ほどかけて高校に通っている。

 時間が近づくと50メートルほど離れた位置からバスが見えた、

 停留所にバスが着くとドアが開く、

僕はバスに乗り込み運転手に通学用の定期券を提示する。

 運転手の了解を得ると乗車席を見て回る。

 今日は後ろの席が空いてるのでそこに座ることにした。

 道中特に何もなければバスで50分、徒歩10分ほどで学校に着く。

 今日も遅刻せずに済みそうだ。

 いつもの時間通りに学校最寄りの駅まで来た、僕は降車ボタンを推してバスから降りる準備をする。

 バスを無事降りて少し歩く、8時40分のショートホームルームまでに教室に入れればもう大丈夫。

 

 ここから僕の1日は始まる。

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