表紙FA①(2)※前回と同じ絵です
(続き)
★砂礫さんへの表紙FA
わかりやすいように再び。
レイヤーが下からの順。
①背景
②女の子三人
③男の子チビキャラ四人
④犬
⑤題、作者名
これを全部重ねると、上のイラストになる。
通常時の私の制作工程としては、キャラクターをまず仕上げてしまって、それから背景(※ただし途中で入れ出す場合もある)、最後に題、作者名。
ですが今回は『題字大事』ってことで、まず文字から。
通常時は題字をそんなに気にしてないので『最後で構わない』訳ですよ。バランスとかは気にしてますが、『キャライラストをメインとして』バランスを考えての配置になる。
いつも大きさはそこまで気にしてない。
今回ネオページさんのイラスト表紙を見る限り、(多分)AIイラスト+(多分)ロゴ作成題字……が多いのかな、と。
皆契約作家さんなんですかね。
ロゴを作るのは……既存のフォントを弄ってとかなら、まあできるこたできるんじゃないかとは思うんですけど。
多分そこまでやるとめっちゃ時間かかるんで、『既存のフォント』で『それっぽくする』に留めてます。
文字のラスタライズは、諸々『やっぱり変更!』ってなった時に面倒だから、あんまりしたくない。文字レイヤーある程度枚数使って分けつつ、配置していくことに。
その際一部背景も制作。
太陽を『輝ける陽』の裏に置きたいからです。
大体の文字のフォントと色と配置が決まったら、取り込んだ下描きラフから②③④人物の配置を決めます。このラフはあくまでも配置に使うだけなので、お見せできないレベルで汚いです。③のメンズだけは小さいのでちゃんと描いて、ほぼトレース。
④に至ってはラフに描いてすらいない(笑)
当初④は主人公のサポートNPC(犬)だけでなく、他ふたりの女の子の犬も描くかで悩んだんですね。だってイッヌ可愛いし。一杯いたらもふみも増して良き。
ただ、キャラを配置してみてギチギチになったら逆に良くないかな、と。他ができるまで④の配置が決まらないので後回しです。
まあラフを描いてない理由は単純に面倒だからなんで、決まらないとかどうのはあんまし関係ないんですけどね。
チロルだけは入れるので、④の下描き段階まで、オレンジで塗りつぶしたそれっぽい塊を想定配置用に使ってました(笑)
大体の位置が決まったので、今回は珍しく背景をどうするかを先に決めることに。
これはもう最初っから素材を使う気満々。
素材を張り切って探していたところ、NPC達に丁度いい素敵素材を発見。
「わあ、NPCっぽい! よきよき! アイビスペイントマジ神……!」
などと呟きニヤニヤしつつ、素材を確保。メンズらのところで水色に光っているやつですね。
実はこれ二種類の素材。素材Aと素材Bを後ろに重ねて配置。透過素材じゃないので素材Aを少年達の上に更に置いてレイヤー濃度を下げて重ねてから、一部を削ってます。
これ、別に作業としては全然凄くもなんともないんですが、『アイビスペイントマジ神』というのを言いたいが為に書いた。
労力ナシでめっちゃ映える。マジ神。
アイビスペイントをご利用の方は、素材を楽しまなきゃ損だと思う。この二年で滅茶苦茶増えました。AIとか、色々な問題からプレミアムにしたんですが、後悔が一切ないです!(回し者かよ)
制作中に仕上がりが楽しみになってテンション上がるのはいいですよね。
それはそれとして、校舎っぽい素材も発見。
余白がどれくらいになるのかこの時点では漠然としかわからないのですが、見えそうなところにいくつかの素材を組み合わせる為確保し、放置しておきます。
最終的に加工と加筆でそれっぽく纏めるのですが、全く見えなくなる可能性もある。
実際、色々加筆もしたんですが、ほぼ見えてないよ……(泣)
で、ようやく人物。
まずは線画からです。
ここからが混沌と地獄の幕開けになろうとは……
この時点の砂臥は思わなかったのです。
(まさかのまた続く)




