文化祭に向けて
十六夜さんに指摘されて内容丸かぶりなことに気付きました泣
書き直しましたのでお読みください♪
その後、今過ごしている家に戻った俺はこの二日間どのように過ごしたかについて聞かれていた。
「へぇー、ゲームしたり、BBQしたりねー。どう?今度私達とも一緒にやらない?」
一通り説明すると雪さんにそう提案された。
「いいですね。やりましょう。」
「それは素晴らしい提案ですわね。」
2人も賛成のようなので俺も頷く。
「よかった。でもやる日が難しいわね。週末は侑士君、帰ってしまうし。」
確かにそうかもしれない。平日は学校があるし、週末は向こうで過ごすことになっている。
「確か木曜が祝日ではありませんでしたか?」
「そうだったわね。ならその日にしましょうか。」
ちょうどタイミングよく祝日があったので迅速にやる日が決まった。
「明日から学校なので早く寝ましょうか。」
そう言われて俺たちは床についた。
次の日、学校でいつものように過ごし、放課後に文芸部の活動を行う。
文化祭が近づいてきたこともあり、部誌の制作に本格的に取り掛からなくてはいけない。
「じゃあ何について書くか本格的に決めましょうか。青春物を書くということまでは決めたけど内容までは決めてなかったわね。」
ちなみに去年は漫画を書いた。なぜ文芸部なのに漫画と言われるかもしれないが、なんてことはない、去年の部長の趣味だ。
「やはり小説といえば恋愛小説ではないでしょうか。」
「青春ものだとスポーツ系とか?」
「まぁ、そのどちらかよね。」
「うーん、どっちがいいかしらね。」
「確かに難しいですわね。」
「他だと人間関係を描いたものとか?」
「うーん、それもあるわね。」
「それは構成を考えるのに苦労してしまうんじゃない?余り時間もないし、設定は簡単なやつの方がいいと思うわ。」
「確かにそうかもしれませんわね。では恋愛小説とスポーツ系の2択ということなのだけれど。」
「侑士君はどう?」
ここで俺に意見を求められた。前は俺なんかの意見は役に立たないと思っていたが俺なんかの意見もしっかり聞き入れてもらえた。
「ではどちらか選択でいいのでは?」
「どうして?」
「一つの題材を何人も書いても読み手が飽きてしまうかなと。」
「なるほど、確かにそうかもしれないわね。」
「こんにちは。」
ちょうどその時森田さんがやってきた。
「こんにちは、今は文化祭で何を書くかについて話し合っていたのだけれど。森田さんはどうする?入部したところだし書くのはやめておく?」
「あら、そうでしたの。せっかくですし私も描かせて欲しいですわ。」
「そう。じゃあ話し合いに参加して。」
そうしてつぎに誰がどちらにするかについて話し合われた。
結論から言うと九条さん、雪さんが恋愛、俺、森田さん、飯塚さんがスポーツになった。
「じゃあこの辺で今日の活動は終わりましょうか。」
「今日から順次書いていくということで。来週の終わりに進捗の確認も兼ねて見せ合いをしましょうか。」
最後に雪さんがそう締めくくった。
そうして今日から小説作りに取り掛かることになった。
………………。
俺は今小説を書こうと机に向き合っていた。
けれど1文字も進んでいなかった。いつのまにか感情がわからなくなってしまっていた。
恋がわからなかった。
愛がわからなかった。
嬉しいがわからなかった。
悲しいがわからなかった。
寂しいがわからなかった。
怒りがわからなかった。
悔しいがわからなかった。
どうやらあの時に全て薫さんとの思い出と共に燃やしてしまったらしい。
だけどこんなこと相談されても皆んな迷惑なだけだろう。
それに俺なんかの作った小説なんて誰にも読まれないのだから些細な問題だろう。
そう思い、もう一度机に向かうことにした。
お読みいただきありがとうございます♪突発的に書くとこういうことがあるんですね泣
これを機にブックマーク外すとかやめてくださいね汗