初の帰宅7
日常パート書かないとー(白目)
そうして皆んなでゲームをやることになった。ゲームの内容は誰もが一度でもやったことあるような某レースゲームだった。
ただ俺は一度もやったことがない。
ちなみに陽子さんはゲームが大好きだが致命的にセンスがない。けれどそこにはあまり拘らずに純粋に楽しんでやっているようである。
麗華さんは物覚えがよく何でもこなせる完璧超人なのでゲームもうまい。
結奈さんは重度のゲーマーでめちゃくちゃうまい。
なのでレースは必然的に一位を争う結奈さんvs麗華さん。
最下位を争う俺vs陽子さんの形になっていた。
ただ、途中からは俺も慣れてきて一位争いをしている2人には及ばないがNPCには負けないようになってきたので安定して3位を取れるようになってきた。
「侑士くんゲーム上手いのねー。」
これに関しては俺が上手いというより陽子さんが下手すぎるだけであると思うのだが言わぬが花というやつである。
「ありがとうございます。」
そうして過ごしているとインターホンが鳴った。
「あら、もうそんな時間。」
そう言って陽子さんが玄関の方に向かう。
そうして少しすると雪さんを伴って陽子さんが戻ってきた。
「それじゃあ侑士君、帰りましょうか。」
「わかりました。」
そうして荷物をまとめて車に乗り込む。
家の前では3人が見送りに出てきていた。
「それじゃあ、侑士くんのことよろしくお願いします。また来週ね、侑士くん。」
「はい、わかりました〜。」
「侑士、また学校で。」
「お兄ちゃん、またね。」
そうして車がでる。
「侑士くん、どうだった?」
「どうとは?」
「久しぶりにあの家で過ごしてどう思った?」
「そうですね。なんだか懐かしい感じでした。少し前とは家の雰囲気も違って。」
そう。少し前の家みたいにどこか冷え冷えとして乾いた感じではなく、父のいたころのような暖かさがあった。
「そうなの。」
雪さんはそう言ったっきり黙ってしまった。
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