同居生活6
翌日、朝から早くから起きた俺たちは雪さんの車に乗って出掛けていた。どこに行くのかは聞かされていない。
そうして1時間ほど車に揺られていると車が停車した。
「侑士さん、ここで休憩です。」
そう言われたので外に出た。
高速のSAで停車したようだ。
「皆んなで中見に行くわよ。」
飯塚さんにそう言われ店を冷やかす。彼女達は色々と買っていたが俺には買うような親しい相手はいない。
そうしてもう1時間ほど車に揺られていると目的の場所に着いた。
そこは皆んな大好きな夢の国だった。
ディズニー・ラ○ドである。
「ほら、侑士君行くわよ!」
皆んな心なしかテンションが高い。夢の国とあってはっちゃけているようだ。俺なんかももう心配をかけないように精一杯振る舞わなければ。
そうして彼女達に連れられて色々なところを回った。
そういえば以前来た時も色々回った気がする。
確かその時は隣に誰かいて2人して迷子になってあちこち回ったような気がする。
あれは誰だっただろうか?
知らない子だった気もするし義姉妹の誰かか、幼馴染の薫さんだった気もする。
そうして夜遅くまで園内を回り、パレードを見るとあたりはすっかり暗くなっていた。
「侑士さん、今日はどうでしたか?」
「はい、とても楽しかったです。」
「それはよかったです。それでは行きましょうか。」
家に帰るのだろうと思っていたのだが、そうして連れて行かれたのはホテルだった。
「明日はシーの方に行くわよ!」
どうやら明日も学校は休みらしい。
そうして泊まるために部屋に行こうとしたのだがそこでまた一つ問題が発生した。
「…何故皆さん同じ部屋に?」
全員同室だった。
従業員にめっちゃ変な目で見られた。
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