同居生活2
今日が実質同居初日ということもあり、足りないものなどの補充に向かった。
家電などは一通り揃っていたが、食材や、雑貨などといった日用品はあまりなかった。
「とりあえず食材から買おうと思うけどどうかしら?」
「いいと思いますよ。冷蔵庫の中は最低限のものしかありませんから。」
そこで某アメリカ倉庫の店に向かった。車は雪さんが運転した。彼女は18歳なった瞬間に免許を取得したらしい。
「私、そんなところに来たのは初めてですわ。」
九条さんがそう言った。生粋のお嬢様である彼女はこのようなところには来たことがないらしい。
「それにしてもすごいわね。」
飯塚さんも圧倒されていた。所狭しと置かれた品々。一つ一つの物もアメリカサイズである。
「これならば4人でちょうどいい量になるでしょ。」
俺たちはそうして次々に食材を買い込んでいった。
そうして大荷物になってしまったので一旦家に置きに帰ることになった。
もちろん俺には荷物持ちくらいしかできないのでその役目に終始していた。
荷物を家に置いた後、買ってきたものを食べる。ピザを2枚ほど買ってきて皆んなで分けて食べた。
「侑士君も遠慮せずに食べるのよ。」
他の人に遠慮してもし残ったらその時はいただこうと考えていると、先んじて雪さんに言われてしまった。
「そうですよ。食べてください。」
九条さんにも言われてしまったので俺も一緒にたべる事にした。
そうして完食すると、次は様々な店が入った複合施設へと向かった。
それぞれの服や雑貨、自分の部屋のインテリアを買って回る。もちろん俺は荷物持ちとして付き従う。
「侑士さんも欲しいものは遠慮なく買ってくださいね。」
そう言われるが欲しいのもなど何もないし、むしろ今の待遇でも贅沢すぎるくらいだ。俺なんかがこれ以上望むことなんてしてはいけないだろう。
「いえ、大丈夫です。」
「そうですか?遠慮なんてしなくてもいいんですよ。」
そうして一日中買い物をしていて、家に帰る頃には日はすっかり沈んでしまっていた。
「ふぅ、いい買い物ができました。」
3人ともとても満足そうだ。
「それでは晩御飯にしましょうか。何にする?」
「そうね。歩き回っちゃったからお腹すいちゃったわ。」
「じゃあ今日買ってきたプルコギでどうですか?」
「「賛成!」」
「侑士君もそれでいい?」
「ええ、大丈夫です。」
そうして晩御飯を4人で食べた。
「何か面白いことになっているな?…あれは確かあいつと同じ部活のやつらか。少し探ってみるか。」
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