2. カノジョは十年前の運の良い人の知り合いだ。
その瞬間だ。昨日の謎の感覚がまた蘇ってきた。何であろうか。
昨日よりこの謎の感覚は強いものであり更に緊張し手汗が滲んできた。
また自分は理由もわからず唖然としていた。
「こ、こんにちは...吉村かほといいます。今日からよろしくおねがいします!」
「よ、よろしく」
唖然としていたらいつの間にかに自分の席の前に座って自分に対してだろうか、恥ずかしがりながら話しかけてきた。
正直もしかして隣に越してきた吉村さんの娘さんか?と思ったがとりあえず今はそれどころではなかった。
いきなりだったためびっくりしたが一度自分を落ち着かせて自分は
「おう、、よろしくな」
と返した。
最近長らく学校では基本的に話しかけられないため、久々に話しかけられたせいかちょっとうれしく感じていた。
そして、これを逃したら自分は一生学校の人と喋る機会がないと心のなかで悟った。
「前後でグループを作ってそこで話し合ってください」
と先生は言った。正直先生がグループを作ってくれるのは自分にとってありがたい。
長らく学校で話す頻度は低いものの一応小学生までは普通に仲良く友人と喋ってた自分は、ある程度のコミュニケーションをすることはできるので人と話すことに別に抵抗はない。
そんなことを考えてたら前の吉村さんがこちらを見て何かを訴えかけていた。
「あ、同じグループか!」
「そ、そうだよ」
「そ、ういえばまだあなたの名前聞いてなかったけどなんていうの?」
「俺の名前は宮川じゅんだよ。よろしく」
それを言ったとき彼女はなんだか考え始め、しばらくして反応してくれた。
「あ、ああそういう名前なんだ!よろしく!」
そんなかんなでグループワークの時間はすぐ終わってしまった。(あ、おれらグループワークサボっちゃったわ…まあいっか笑)
でもやはり何か自分は彼女になにか特別なものをいくつも感じた。
もちろん基本的に話さない自分に話しかけれくれるのも特別ではあるが、他にもなにか感じた。
自分にはわからないが。
「あー疲れた」
と心のなかでいい、寝っ転がって今日の出来事を思い出した。
その時強い眠気と懐かしいものを感じた。
-------------------------------------------------------------------------------------
カレンダー<2007/8/25>
「じゅんくん!わたしはこれかな!」
「じゃあぼくはこれにする!」
「そういえばわたしじゅんくんのこと…」
ピピピピピピピピピッピピピピ
-------------------------------------------------------------------------------------
かんそう
レビュー
ブクマ
評価
など待ってます!