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相変わらず水沢先生と真理姉さんは僕に密着してくる

今回は日曜の休日朝から昼までです

光晃はどうやって真理と葵衣を起こすのか?

では、どうぞ

 日曜の朝、僕、岩崎光晃はさわやかに目覚める事がいつもならできた。だけど、今回は大人の女性が左右にいる。その為、僕はスッキリとした目覚めではなく、2人の胸の感触によって目が覚める事になる。


「昨日の昼も僕のベッドに潜り込んできたくせに飽きもせずに幸せそうな顔をしてられるなぁ……」


 この2人を見ていると僕のベッドに潜り込んで寝る事に飽きてほしいとかじゃなく、同じ事をよく何回もできるなと思う


「「えへへ~」」


 寝ているんだろうけど、真理姉さんと水沢先生の幸せそうな顔を見ていてもいいと思う。だけど、朝食の準備をしなきゃいけないので名残惜しい気もするけど、起きなきゃいけない


「今回は物理的な拘束はされてないみたいだし、朝食の準備をするかな」


 まだ寝ている真理姉さんと水沢先生を起こさないようにして、ベッドから出てキッチンに向かう。あの2人の思う通りにすると朝食ではなく、昼食になってしまう。現在は7時30分だから今から準備すれば8時には朝食にありつける計算になる。いや、もっと早いか


「これだとハムエッグができるか……」


 食器棚にパンがあったし、冷蔵庫にハムと卵があった。朝食のメニューがハムエッグとパンで決定した。水沢先生はともかく、真理姉さんは朝食をガッツリ食べるタイプじゃないので朝は楽でいい。水沢先生はどうか知らないけどね


「さて、朝食も完成したし、後は水沢先生と真理姉さんを起こすだけか……」


 真理姉さんと水沢先生を起こすのか……学校に行くのと同じくらい憂鬱だ。朝起きて僕がいない状態だとどんな事になるのかわからない


「どうやったら平和的に起こせるだろうか……」


 どうやったら真理姉さんと水沢先生を僕に被害が及ばずに起こせるのか考えるけど、いい案が何も浮かばない


「考えても仕方ないか……」


 成せばなる。僕はいい案が何も浮かばないまま自室に入り、真理姉さんと水沢先生が寝ているベッドを見た。本当に幸せそうに寝ている。


「2人とも朝食ができたよ」


 真理姉さんと水沢先生の身体を揺すってみるけど起きる気配がまるでない。やっぱり身体を揺すっただけじゃ起きないか……何か衝撃的な発言をして起こした方がいいのかな?


「僕は今から片思いの相手に告白してくるけど、邪魔しないでね」

「「ダメ!!」」


 僕が告白してくると言った瞬間、真理姉さんと水沢先生はガバっと起き上がった。僕が告白するって言っただけで起きるなら真理姉さんを起こす時は今度からこの手を使う事にしよう


「片思いの相手も告白する気もないから早く起きてね。朝食できてるから」


 慌てて起きた真理姉さんと水沢先生を部屋に残し、僕はリビングへと向かった。起きたんだから後は下りてくるのを待つだけだ。


「光晃、おはよう」

「おはよう、光晃君」


 すっかり目が覚めたといった真理姉さんと水沢先生が僕のいるリビングに下りてきた。寝起きが悪いのにリビングに降りてくるのは早いんだね


「おはよう、2人とも。朝食できてるよ」


 テーブルに朝食を並べ終えたタイミングで下りてくるなんて狙っているのかな?本人達は狙っているつもりはないだろうけど、僕からしてみれば狙っているとしか思えない


「うん、ありがとう。光晃」

「光晃君、ありがとう」


 真理姉さんと水沢先生は朝食のメニューに何かを言うわけでもなく、そのまま席に着いた。まだ寝ぼけているのかな?


「ハムエッグでよかった?」

「「うん」」


 好き嫌いを聞いていなかったのは失敗したとは思ったけど、ハムエッグでよかったのか……朝食はあるものを適当に調理したけど、嫌だと言われなくてよかった


「それじゃ全員揃ったところで」

「「「いただきます」」」


 いつもなら日曜の朝食は僕1人か真理姉さんと2人きりだから3人で朝食を食べるのは新鮮だと思う。僕が両親と暮らしていれば3人で朝食を食べてたのかな……なんて思う


「「「ごちそうさまでした」」」


 ハムエッグとパンなので食べるのに時間は掛からなかった。それに、ハムエッグとパンなら小学生でも作れる。半生だったり焦げてたりしなかったらいいわけだったりする。後はその人の好みによって違うから細かい事は言わない


「さて、何しようかな?」


 朝食の後片付けが終わり、何をしようかを考える。真理姉さんと水沢先生は教育実習関係で話をするだろうけど、その間、僕は暇だ。積みゲーを消化するのもいいかもしれない


「僕は積みゲーを消化するから真理姉さんと水沢先生はゆっくり話し合いしててね」


 リビングに真理姉さんと水沢先生を残し、僕は部屋に戻って積みゲーを消化しようとした。しかし────


「へぇ~、光晃はこういう女性がタイプなんだ~」

「光晃君が望むならこういう風になるよ?」


 真理姉さんと水沢先生に挟まれて積みゲーしてたギャルゲーをプレイしている。そして、現在の攻略ヒロインはクールな才色兼備な生徒会長である。別に僕の理想のタイプってわけじゃないけど、攻略しなきゃCGをコンプリートできないからしているだけなんだけどなぁ……


「別に僕のタイプじゃないけど」


 ギャルゲーのヒロインはどう足掻いても画面から出てこない事を僕は知っている。よって、僕がギャルゲーのヒロインを理想のタイプの女性にするなんてありえない


「「よかったぁ~」」


 なぜかホッとしている真理姉さんと水沢先生だけど、僕だって現実とゲームの区別くらいはつく。そもそも、この2人は僕をどんな目で見ているの?


「何がよかったか知らないけど、ギャルゲーのヒロインに感情輸入するのはそのヒロインを攻略する時だけだから」

「「え……?」」

「いや、え……?じゃなくて、攻略中のヒロインには感情輸入するけど、それが終わったら別に何とも思わない。まぁ、ギャルゲーをやる上で最低限のマナーだね」


 ギャルゲーをやる人間が全員そうだとは言わないけど、少なくとも僕はそう思ってプレイしている


「そうなんだ……」

「ふ~ん……」


 不機嫌そうにしている真理姉さんと水沢先生。嫉妬かな?仮にそうだとしてもゲームの中の女子に嫉妬しないでほしいんだけど?


「ギャルゲーのヒロインに嫉妬なんかしてたら身が持たないよ?僕は本気で好きだって思ってないし」


 ギャルゲーのヒロインに本気で恋をするなんて事は僕はしない。人によってはしてしまう人もいるだろうけどね


「光晃君には私以外は見てほしくないな……」


 水沢先生が僕の方にすり寄りながらギャルゲーのヒロインじゃなく、自分を見ろと行ってくる。幸いなのは携帯ゲーム機ではなく、テレビゲームで機械を壊す心配がないというところだけだった。


「リアルでは僕は恋人になった人しか見ませんよ。ギャルゲーはBGM集めとCG集めの都合上、複数の女子を攻略しなきゃいけませんが」


 水沢先生がすり寄ってきているけど、真理姉さんはどうだ?さっきから静かだけど……


「光晃はゲームの女の子に本気で恋はしないんだよね?」

「当たり前でしょ?どうやっても画面から出てこないのにどうやって恋をするの?」


 真理姉さんは今更何を確認しているの?ゲームはゲーム。現実は現実だ。僕だって現実とゲームの区別くらいはつく


「そうだよね……」


 いや、そんな事でホッとされても困るんだけど?真理姉さんは僕をどんな目で見ているかを今度本気で話し合う必要があるみたいだ


「当たり前でしょ?ギャルゲーはただの頭の体操でやってるだけで、本気で恋がしたくてやってるわけじゃないよ」


 頭の体操なら脳トレでいいだろ?って思う人もいるだろうけど、脳トレだと味気ないのでギャルゲーをやっているだけに過ぎない。


「本気じゃないならいいよ」


 真理姉さんは僕がギャルゲーのヒロインに本気で恋をしていないかの確認したかっただけみたいだ。ギャルゲーをしている人間に対する偏見みたいな問いかけだなぁ……


「ギャルゲー止めた」


 真理姉さんと水沢先生に挟まれた状態だと集中できそうにない。それに僕がどうとか言われながらやるのも嫌だし


「「え……?」」

「だから、ギャルゲーは終わりって言ったんだけど?」


 僕はキョトンとする真理姉さんと水沢先生を余所にゲーム機の電源とテレビの電源を切った。


「眠いから寝る」


 状況がわからないといった顔をしている真理姉さんと水沢先生を無視し、僕はベッドに入り惰眠を貪ろうとする。


「「私も寝る!!」」


 朝と同じように真理姉さんと水沢先生が両隣りに寝転んだ。起きて何かをしているよりは寝ていた方が楽だと思う。真理姉さんと水沢先生の顔色を窺う必要ないし


「結局昨日と同じになったね」

「「うん」」


 昨日と同じように右腕に真理姉さん左腕に水沢先生を収めて寝る。この2人っていい匂いがすると思うけど、その匂いがシャンプーのそれなのか、女性特有のものなのかはわからない


「僕は教師と教育実習生が大嫌いなはずなのにな……」


 左右で幸せそうな顔をして寝ている2人を見て自分は教師と教育実習生が嫌いなはずじゃなかったのか?と自分に問いかける。だけど、家にいる時は真理姉さんは教師じゃないし、水沢先生だって教育実習生じゃない。僕の腕の中にいるのは従姉と女子大生だ。それが学校にいる時は教師と教育実習生になるだけ。ただそれだけの話じゃないか……


「真理姉さんと水沢先生が起きた時にはもう少し優しく接するか」


 いつもの調子で冷たく当たるのはさすがによくないと思う。優しく接する自信はないけど、冷たい言葉を浴びせるのは控えようかな。


「水沢先生と真理姉さんは今までの教育実習生と教師にはないものを感じるなぁ……」


 幸せそうに眠る2人の頭を撫でながらも今までの教育実習生や教師と比較する。今までの教育実習生や教師がバカ過ぎただけで水沢先生と真理姉さんが特別違うってわけじゃない。日曜の昼、幸せそうに眠る真理姉さんと水沢先生を見ながら僕は眠りについた

今回は日曜の休日朝から昼まででした

光晃の起こし方はドッキリみたいな起こし方でした

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました

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