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僕は女子と授業をサボる

今回は数学教師連行から2時間目をサボるまで

校長出現率高いなぁ

では、どうぞ

 僕は校長を引き連れて自分の教室に戻った。職員室にいる適当な教師を連れて戻ればいいとも思うけど、それじゃあのバカは多分止まらないだろうし、言い逃れされたらあのバカはこの学校に居座り続ける。それだったら校長か教頭を連れていけばいいと思ったけど、まさか校長がついて来てくれるとは思わなかった


「こ、校長先生……」


 僕に絡んだ数学教師は校長の顔を見て狼狽えている。数学教師────なんて名前だっけ?まぁ、コイツの名前を覚えるなら英単語の1つでも覚えてた方がいいか。そんな話は置いといて、このバカは校長を前にしてどんな言い訳をするんだ?


「岩崎君から聞きましたよ?貴方、昨日スーパーで岩崎君に絡んだ挙句、お店側にも迷惑を掛けたとか」


 校長は鋭い目つきで数学教師を問いただす。そりゃ自分の学校に勤めている教師が業務妨害紛いな事をしていればこうなるか


「そ、それは……そ、そうだ!制服で表を歩いていた岩崎が悪いんです!僕は悪くありません!」


 僕に言った事と同じ事を校長の前で言ってのける数学教師。校長の前なんだからもう少し上手い言い訳はないのか?このバカ


「そうですか。ですが、それは岩崎君の家の調味料が切れて買い出しをしに行ったと聞きましたけど?貴方は岩崎君を見つけた時にそれを聞きましたか?」


 校長の質問は至極当たり前の事だ。見回りの最中で生徒を見かけて声を掛けた時はまず最初にどうしたか?を聞く。まぁ、買い物が終わってスーパーから出てくる時に持っているものを見れば声を掛ける必要はないと思うけど


「い、いえ、聞いてません……」


 そりゃそうだ。僕はどうしたかを聞かれていない。声を掛けられたと思ったらいきなり怒鳴られただけだから。


「そうですか……貴方にはこれから校長室でじっくり話を聞きます」

「は、はい……」


 数学教師が校長室に連行された事によって数学の時間は自習となった。僕としてはつまらない授業が潰れてラッキーだ。


「さて、あのバカが校長室に連れて行かれて授業が潰れたし、寝るかな」


 自習となり、真面目に勉強している生徒もチラホラいるけど、大半の生徒は周りとお喋りをしている。


「岩崎」


 寝ようとしているところへ理沙から声が掛かる。僕の睡眠の邪魔をしないでほしいが、僕としても気になる事があるので邪険にはしない


「何?また僕の身に覚えがない事で礼でも言うの?」


 身に覚えのない事で礼を言われても反応に困る。それに、前回もそうだけど今回も僕は自分の憂さを晴らしただけで生徒の為に何かをした覚えはない


「岩崎に身に覚えがなくてもこっちにはあるの」

「あ、そう。ところで、君は援交してたわけだけど、お咎めなし?」


 朝から気になってはいたけど、聞きそびれた事を聞いてみた。僕は絡まれただけで見つけてはいない。見つけたのは真理姉さんと水沢先生だ。水沢先生は教育実習生だからいいとして、真理姉さんはどうだろか?学校に報告したのかな?


「小谷先生が今回の事は学校には黙ってくれるって言ってた。お母さんとパパの奥さんは小谷先生にこってり絞られたみたいだけど」

「そう。僕は無駄に絡んで来ないならそれでいいけど」


 僕は無駄に絡まれなきゃそれでいい。無駄に絡んできたら僕はそれを排除する。ま、僕にとってこの女も教師もどうなろうが知った事ではない


「岩崎って優しいのか、冷たいのかわからないよね?」

「僕は優しくない。自分にとって害になる人間を排除するだけ」


 水沢先生も理沙もどうして僕に構うのかわからない。僕が女ならこんな素っ気ない奴は無視するんだけどな……


「そっか、それでも私はお母さんが私をちゃんと見てくれるって言ったし、お姉ちゃんもお父さんも今までの事をちゃんと謝ってくれた。私の家族が戻ってきてくれたよ。岩崎のおかげでね」


 僕は絡んできた理沙達の家族を呼んで脅迫紛いの事をしただけで、理沙の家族を取り戻した覚えはない


「はいはい、僕は無意味に絡んできた君達を排除する為に家族を呼んだ。母親と妻があまりにもウザかったから脅迫紛いの事をしただけだよ。恨まれても感謝される覚えはないけど、感謝したければ勝手にどうぞ」


 僕のした事に対してどう思うかは人それぞれ。家族を取り戻してくれたと思うのも自由だ。僕の認識はただ絡んできた人間を排除する為に絡んできた人間の家族を脅迫した。その程度にしか思っていない


「そう。で?岩崎は水沢先生の事好きなの?」

「は?」


 この女はいきなりなんて事を言い出すんだ?僕が教育実習生を好きになるわけないだろ?


「だから、岩崎は水沢先生の事が好きなのか?って聞いてるの」

「2度も言わなくてもわかってるよ。そうじゃなくて、どうして僕が水沢先生の事を好きって事になるのかを聞いてる意味がわからないから」


 秀義もそうだけど、どうして僕が水沢先生の事を好きって事になるのか意味がわからない。


「ふ~ん、そういう事言うんだ~、岩崎は水沢先生の事を何とも思ってなくても水沢先生は岩崎の事を好きかもしれないっていうか絶対に好きだと思うよ?」


 女子って恋バナになると妙に鋭いところがある。僕は女子と縁がない。身近な女子────女子って言える歳じゃないけど、身近な異性って言えば真理姉さんしかいない。真理姉さんもこうやって恋バナをしてたかと思うと寒気がする


「どの辺がそう見えるかは知らないけど、実習中の教育実習生が生徒を恋愛対象として見たら終わりだよ。まぁ、教師の場合は在学中の生徒を恋愛対象として見たら終わりだけどね」


 実習中の教育実習生が生徒を恋愛対象として見るなんて僕の中ではありえない。もちろん、教師もね。


「岩崎は教育実習生としての水沢葵衣を見てるんでしょ?」

「当たり前でしょ。水沢先生は教育実習生なんだから」

「そうじゃなくてさ、1人の女性としての水沢葵衣を意識してみれば?」


 教育実習生を1人の異性として見るなんてありえない。別の出会い方をしていれば教育実習で来ても異性として意識したかもしれないけど


「ありえないよ。僕は教師や教育実習生を1人の異性として見る事なんてないんだから」


 少なくとも実習中は水沢先生を1人の女性として見る事はない。実習中は教育実習生でしかないし、生徒が教師を恋愛対象として見るなんて事はあり得ない


「岩崎って堅いよね~」


 堅いんじゃなくて、割り切っていると言ってほしい。僕が教師や教育実習生とちゃんと向き合う?それはあっちが自分の教育観や自分の価値観を持って僕に接してこなければ向き合うかもしれない


「堅くない。ただ、僕は水沢先生だけじゃなくて全ての教師や教育実習生が嫌いなだけだよ」

「ふ~ん」


 理沙は興味なさそうに反応した。興味がないなら最初から聞くな。答えるだけ時間の無駄だし


「授業終わったけどどうする?」


 終業のチャイムが鳴り、1時間目の授業終了を知らせていた。僕のクラスは教科担当を校長が連行して行った為、チャイムが鳴ると同時に教室を出て行く者、机に突っ伏して寝る者、逆に突っ伏してたのに起き上がる者など様々だ


「う~ん、どうしよっか?」


 別に何かをしたいわけじゃないけど、何となく理沙に聞いてみただけだ。


「次の授業社会科だから僕はサボるけど」

「じゃあ、私もサボる」


 僕がサボる事を告げると理沙もサボると言い出した。いや、理沙はサボらなくてもいいと思うけど……


「いや、君はサボらなくてもいいんじゃない?僕は面倒だからサボるけど」

「私も面倒だからサボる」


 こうして理沙もサボる事が決定した。秀義とも付き合い長いけど、一緒にサボるって言ったのは理沙が初めてだ


「あ、そう」

「うん」


 僕と理沙は教室から出てサボりスポットへと向かった。秀義以外は多分知らないと思う。だけど、あそこが1番最適な空間だ。と、いう事で────


「ほ~、ここが岩崎のサボりスポットかー」


 理沙は周囲をキョロキョロ見回している。そのリアクションは初めて男子の部屋に入った女子のそれみたいだ。


「何?知らなかったの?」

「うん、いつも小谷先生の授業になるといないなぁとは思ってたけど、業者の建てた小屋をサボりに使っているとは思わなかったよ」

「そりゃ誰にも言ってなかったし、女子じゃ君が初めてだからね」

「そ、そっか……女子じゃ私が初めてなんだ」


 理沙は頬を染めているけど、何を想像しているんだ?生憎僕は理沙に如何わしい行為をする予定はない


「赤くなっているところ悪いけど、君が想像している事は何もないよ?」

「ケチ……」


 ケチって何?女子と2人きりだとそういう行為をすると思った?女子と密室だからって襲い掛かったら猿と同じじゃないか……全く、コイツは昨日の事で懲りたんじゃないのか?はぁ……

今回は数学教師連行から2時間目サボるまででした。

最近ヒロインの名前だけが登場してますが、次回は出したいなぁと思います

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました

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