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全速力です!


「よっ、ほっ!んーっ、あと少し!」


 人や大型の魔物が立ち入らないからであろう、葉や枝が鬱蒼としていて通り抜けるのもやっとの道無き道を、視界が悪いので魔素の反応だけを追って森の中を縫う様に進む。


 幼い頃から父であるフレットの狩りに付いて行き、偶に山で遊んでいただけあって、見通しや足場の悪い中でも、軽快な身のこなしでその距離はすぐそこまで縮まっている。

 今度は絶対に逃がさないと眼の色が変わったリルテ。その意気込みとは別に、文字通り新たなる眼の力を手に入れて視界が変化した事もあり、ようやくスキルアナライズでも目標を捉えた。


 すでに犬の様な魔物(ルシオガルディアン)とは気配を察知される範囲に入っているが、追跡に危険を感んじて逃げている様子でもなく、ただ前を見てどこかへ向かっている様に思える。

 それを見て、背後から飛びついて捕まえることも考えていたリルテだったが、無闇に刺激する事を避けて、正面から対面して出方を伺う事を選択した。


 強く地面を踏み込み、斜め前方へ高く飛び上がり、木を蹴って三角跳びを繰り出して、遂に魔物の前に躍り出る。


「ふぁー、やっと追い付いたぁー」


 足を止め勢いを殺すルシオガルディアン。まさか追い抜かれるとは思っていなかったのであろう、少し驚愕した表情である。

 こうして保護目的、もといモフり対象と対面したけれど、さてどうしたものかと息を落ち着かせる為、中腰で膝に手を付いていた姿勢を起こし、腕を組みながら首を傾げ悩んだ末、取り敢えずとばかりに口を開いた。


「僕の名前はリルテ!君を攻撃したりなんかしない。だから大丈夫!怖くないよ?」


 どこかの谷のお姫様みたいな優しい口調で、両手を上げながら敵意がないことをアピールしだした。多分、体格の違いから考えると、噛まれれば腕一本は持っていかれるけれども……


 魔物の中にも獣人に近い種類や機械種など、意思疎通が出来るものもいるので、その行動は試す価値はある。

 しかし、それを知っていたのかは定かではないがきっと十中八九、知らないだろう。道端であった野良猫に声を掛けるのと同じ要領だったに違いない。


 声を掛けられてポカンとした反応を見せたルシオガルディアンは、戸惑う様に下を向き首を左右に数回往復させた後、顔を上げた。

 リルテの主張が通じたのかは分からないが、何かを訴える様な眼でこちらを見ている。


 この世界でなければ、ただ単に可愛いと思うだけであっただろうが、戦場から先程までの様子といい、気にかかる点が多い。何か一つの目的に突き進んでいる行動は、焦りとも言える必死さによるものだと思えてきた。

 そして、その何かを伝える為に、こうしてリルテを見つめているのではないかとも。

 だからルシオガルディアンの眼は、得体の知れない人間に対する警戒心によるものではないと気付いたが、ではこの怯えと不安の入り混じった様子は何なのかと、特に怯えの部分にリルテは嫌な予感を感じつつも思量する。

 しかし、考えている余裕は思ったよりもなかった様だ。


「グァウッ、ワウッ!」

「ーーッ!」


 答えの片鱗は突如、背後から現れ予感が当たってしまう。


 ルシオガルディアンの声にリルテは、後ろを振り向いた先で急に膨れだした魔素を確認した。


 だんだんと黒い靄が波紋を伴い広がっていく。

 それは魔素の重圧で押し潰されそうになる点と色に違いはあるが、次元空間と似ている。

 このことから、リルテは何かが出てくる気配を感じて二、三歩後ずさった。


 直後、黒く禍々しいオーラを纏った、リルテの三、四倍はあろう高さを持つ四足獣が姿を現した。


「種類が同じ?この子と何か関係が?」


 魔物の出現に直ぐ様発動したスキルアナライズには、先程まで追跡していたものと同様にルシオガルディアンと表示されていた。

 疑問を持ったのは、その後に(オプスキュリテ)と付け加えられていたところだ。

 確かにリルテが追っていた魔物に似ているのだが、そのサイズは全く違い外見も、剥き出した鋭い牙に鎌の様な爪をしており、覆っている毛に至っては危険なほど逆立っていて、さすがのモフリストでも触れる事さえ無理であろう。

 

 この魔物がなぜ突然、目の前に現れたのかは分からないが臨戦態勢に入ろうとしている事は、地面を徐々に突き刺していく爪の動きで見て取れるので、横に並び出た小さいルシオガルディアンを一瞥し、リルテは戦闘態勢に入るのだった。


四月です!

春です!

桜です!


一年で1番大好きな季節がやってきました!

四月ってなんか気分が上がりませんか?

入学式に入社式と出会いが生まれる月ですよー☆


まぁ、そんな事言ってますがインドアなので実感があったのはゼロですけどね。


それは置いといて、花見ですよ花見!

酒が飲めるぞー

みんなでドンチャン騒ぎだぜ☆


そんな友達ほぼいませんがね……


あっ!なんかマイナス成分が春を侵食している!


さぁこのタイミングで何ですが、あとがきです。

いま、作中ではスタンピードの対応に追われるリルテ達ですけれど、お気付きの通り日本でいう暦に当てはめれば夏休みにさえ時は経っていません。

ざっと、二ヶ月くらいです。

もうすぐ連載一年になるのにまだ春なんですよ笑

日にち経たなすぎやろーーッ!つって


大丈夫、想定内です。

この感じで丁度良いところで水着回に行くはずです!


レラル「そんな回が予定されてましたのっ!?絶対わたくし、シスミナ様に弄られるのが目に見えてますわっ!断固反対ですの!」


なんか聞こえますがそれも楽しみなので聞こえないフリをします。サービス、サービスゥ!


てことで次回も宜しくお願いします☆

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初短編を投稿してますので、 是非そちらも宜しくお願います!!

【タイトル】

白銀のエクリプス
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