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のんびりしたいです  作者: 薊の花言葉
3/12

第3話 まだ病院に行かないデス

病院で検査までをこの一話にまとめたかったのですが、長くなってしまったのでここで区切りました。話をまとめるのって難しいですね……

僕は母さんに相棒が無くなっていたことを話した。すると母さんは何言ってんだこいつというような顔をした。

……まぁ、普通信じないよな。しかも、「取れた」ならまだ分かるけど、「無くなった」なんて。

でも残念ながらそれは本当のことだ。なので信じてもらうしかない。

信じてもらう方法は……うん……これくらいしか無いかな。少し恥ずかしいけど、やるしかないか。そう思って僕は立ち上がり、パンツを思いっきり下げた。


「えいっ」


「えっ」


母さんは僕の突然の行動に驚き、さらにこちらの下半身を凝視した後、


「……ほんとに無いわね……」


と言いながら触ってきた。少しくすぐったいが、ここは我慢する。

母さんはしばらく触っていたが、暫くして手を離し、少し考えるようなそぶりをして


「すばる……あなた女の子になってるわね……」


と言った。ん?女の子?あぁ、なるほど。どうやら大変な思い違いをしていたようだ。

僕は今まで相棒が無くなっただけかと思っていたが、この体に起こった変化を考えると確かに女の子になっているようだ。と、そんな呑気な事を考えていると母さんが急に立ち上がり、誰かに電話をし始めた。


「もしもし、兄さん?小鳥だけど……」


どうやら母さんの兄の雄大さんに電話を掛けているようだ。ちなみに雄大さんは医者で、若くして近所の病院の院長をやっている、凄い人だ。

なぜ母が雄大さんに電話を掛けているのかは、十中八九女の子になった僕を診察してくれと頼む為だろう。

まぁある日突然性別が変わるなんて普通ありえないし、もしこれが昔の日本だったら神様の祟りなどと周りから言われるだろう。しかし21世紀を生きている自分達にとって、神様等のオカルトは居たら良いな、程度の空想に過ぎない。

なので、突然性別が変わるという事態になった場合、手術か病気かとい二つに絞られる。さらに中学生の息子が親の知らないところで性転換手術をしたなんて普通疑わない為、自然に未知の病気にかかったと疑うべきだろう。……などとぼけーっと考えに耽っていたら、いつの間にか母さんが余所行きの恰好をして、


「これから兄さんのとこの病院に行くから着替えて来なさい」


と言われた。なので僕は急いで余所行きの服装に着替えて母さんの車に乗り込んだ。

すばるは自分が女の子になったことに気付いておらず、ただ相棒が取れただけと思っていたようですが、やっとこさ気が付いたようです。それはそうと早く他のキャラも出したいなぁ。

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