第1話 少年から少女へ
初めて小説を書きました。非常に拙い文章ですが、最後まで見ていただけたら幸いです。
僕こと、青山すばるは他人からよくマイペースだとかのんびり屋さんと言われる。それは僕も自覚しているし、変えようとしたけども、人の性格はそうそう変わらないもので、そのまま中学を卒業してしまった。
そして今は束の間の春休みをだらだらと過ごしていた。なので、高校に入ったらこの性格を少しでも変えなければなどと、考えながら寝床についた。
・・・翌朝。
「うん・・・?」
起きた時に体に少しだけ違和感を覚えた。この違和感は何だろうと思い、髪を掻いた時、少し髪の毛が伸びていることに気が付いた。僕はいつも前髪が眉毛の上で切り揃えられ、後ろは首にかかる程度だったはずだ。たぶん。それが今は肩甲骨に付くほどまで伸びている。
「・・・まぁ、いいか・・」
髪の毛が早く伸びる病気なんて、聞いた事もない。僕は今成長期真っ盛りなので、こういうこともあるだろと納得して立ち上がり階下のリビングへと行った。
「すばるおはよ~。今日は珍しく早いね~。」
「・・・おはよう・・」
僕の母である青山小鳥はキッチンで調理をしながら挨拶をした。まだ朝食が出来ていないようなので、テレビを点け、食卓の前に座りながらテレビを見ていた。
「もうすぐご飯出来るから待っててね~・・・あら?」
食卓に皿を置いた母がこちらをじーっと見ている。
「・・・どうかした?」
疑問に思った僕は母に聞き返した。すると
「あなたってそんなに髪伸びてた~?」
僕の後ろ髪を触りながらそう言った。あぁ。そのことだったか。
「今朝起きたらこんなに伸びてた。」
今朝の違和感を話した。すると
「そんな一気に伸びることなんてあるのかしら・・・。それに顔つきもいつもと違うし・・。」
顔つきが違う?もしかしてほんとに病気なのだろうか。
「とりあえず顔洗ってきなさい。少しは顔つきもましになるでしょう。」
母の口調が心配するときのものだ。反論するとめんどくさいことになるので、僕は仕方なく洗面所へと向かった。
最初のうちは1週間に1話投稿を目標に頑張ります。