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出会い

拙い文章ですが、よろしくお願いします。

凛太朗は、次の瞬間衝撃がくるだろうと、身を硬くした。


しかし、いつまで経っても衝撃はこない。


ーあれ?


恐る恐る目を開けると目の前に広がっていた光景は、驚きのあまり目を見開く。


なんと、猿達がみんな気絶しているのだ。

そして、目の前に無精髭生やしたおっさんがいた。


「えーと、どちら様でしょうか?」

「助けてやったってのに、礼も無しとはいい度胸だなぁ」

「あ、え、えと、助けたって事は、この猿やったの、貴方なのですか…?あ、ありがとうございます?」

「何故最後が疑問系なんだ。なんか不満でもあんのか?まぁ、いい、とりあえず、俺はゼルフィード・エクィナスだ。お前は?」

「あ、俺、鈴橋凛太朗っていいます。」


凛太朗はイマイチ状況がつかめ無いまま答える。なんか、答え無いと、怖そうだからだ。


「…スズハ・シリン・タロウ?この辺じゃ珍しい名だな…。お前何もんだ?」


ー区切るところなんか違うし、イントネーションも違うし、どこから訂正すれば良いの!?それに、この人の名前、どこの国の人だよ!どう考えても日本人じゃ無い…。見た目もだけど…。これは益々異世界転生の線が濃くなってきたな。


そう思い、ここがどこか聞いてみる。


「えーと、俺は日本人です。地球出身の。で、此処は何処ですか?」

「チキュウ?ニホンジン?何だそれは。それに此処が何処かも分からずにいるとは、益々怪しいな。お前何者だ?此処は普通のものなら大抵知っている魔の森だ。」


そういって、彼は凛太朗に鋭い視線を向ける。


あはははは、と愛想笑いしながら、頭をフル回転していく凛太朗。本当のことを言ったほうが良いのか、それとも適当にごまかしたほうが良いのか…


ー正直な話本当のことを言うのはこの人のことが信用できるようになってからだな。言って取り返しのつか無いことになっても大変だし。しょうがない、誤魔化すか。と言っても、何を言ってごまかせばいいか…。此処がどういうところかわから無い以上、変なことも言え無いしな…。


と、堂々巡りになりかけたところで、相手がこう言ってきた。


「…そういえば、東の端に小国があると聞いたことがあるな。そこは、この大陸とはまた違う文化を有しているとか…。」


はっとして、それに乗ることにする。


「そう、そうなんすよ。俺、その小国の出なもんで、最近こっちに渡ってきたんすけど、大陸のことよく知らなくて…。」


そういって、愛想笑いを振りまく。

その時、男の目つきがさらに鋭くなったことに、凛太朗は気づかなかった。


「そうか、それで、此処を知らなかったのも理解できた。それで一つ聞きたいのだが、東の小国では名前も随分と変わっているのだな。」


「え?あー、そうなんですよ。文化もかなり違うので、戸惑ってまして…。で、街でからかわれたんでしょうかね。この森に薬草があるから採ってきてくれって言われまして…。あはははは」


適当に嘘を盛り込みながら誤魔化していく。


「…そうか。それは大変だったな。忠告しておく。此処には近づかないほうがいい。少なくともこいつらを殺れないお前が此処に来ても無駄死にするだけだ。此処はそう生易しいところじゃない。これだけ騒ぎになったのに、お前が生き延びられたのは奇跡と言っていい。」


猿もどきを指し示しながらそう言った。

その言葉は辛辣ではあったが、事実であり、わざわざそれを言う彼は根は優しい人なのだと思う。


「分かったら、さっさとこの森から出て行け。暫くは奴らも動かんだろう。」


そう言って、凛太朗が走ってきた方角を指し示した。最後の一言は独り言のように言った。

しかし、凛太朗としては此処で引き下がるわけにもいかない。このまま戻っても行くあてなどないのだ。此処で初めて出会った人を逃すわけにはいかない。


「あの、俺、このまま街に戻っても、薬草がないんじゃあ、何されるか…。それに、俺には知り合いがいません。出会ってすぐの人にこんな事を言うのは変かもしれませんが、お願いします。貴方の家においていただけませんか。家事でしたら、一通りはこなせます。」


凛太朗が出会ってすぐである彼にこういうのにもわけがあった。少ししか話してはいないが、彼が悪い人には見えないのだ。わざわざ自分の身を心配してくれるこの人が。そして、何よりこの、人が近づかないという魔の森にいるというだけでも、この人が普通ではない事はわかる。そう思って言ってみたのだが、返事は芳しくない。

当たり前ではあるが、見ず知らずのものを家にあげるほど危険な事はない。力では確実にゼルフィードの方が上ではあるが、世の中何が起こるかなんてわからないのだ。




それでも、凛太朗はお願いし続ける。

最終的に折れたのはゼルフィードの方だった。


「ありがとうございます!」

今日一番のいい笑顔を振りまいて凛太朗が頭を下げた。

読んでいただきありがとうございました。


本当に想像していなかった方に展開がコロコロと転がって行ってしまい、収拾つかないのでもはや諦めの境地です。


さて、主人公と、ゼルフィードが出会いましたが、果たしてどうなるやら。

なるようにしかならんと思い頑張っております。

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