あ、俺詰んだわ…
主人公めっちゃ走ってます。
ファイトーp(^_^)q
拙い文章ですが読んでいただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
最後を修正しました。
追加で、主人公の年齢を修正しました。
跡あと考えたらつじつまが合いませんでした。すみません。
「ふぁー…」
「今日は騒がしいなぁ。俺さっき寝たばっかだぞ。ったく」
頭がボサボサの無精髭を生やしたおっさんが、腹をボリボリ掻きながらいかにも眠そうに起き上がった。
机の上には何かの液体が入った瓶、乱雑に積まれた本、何やら幾何学模様の書かれた紙の束などが所狭しと置かれており、本や紙は机の上だけではなく、床にも散らばっている。それを足でどかしながら道を開ける。
ここは、魔の森と呼ばれ、人が近寄らない森のそのまた奥である。今日は何やら森が騒がしいのだ。
「何だ?侵入者でも入ったか…?」
そう言いながら、手早く身支度を整えていく。
「おい、ミル!ちょっくら外見てくっから何かあったら知らせろ」
そう声をかけた先には、10歳くらいの女の子がいた。
彼女も寝起きのようで、くすんだ金色の髪は寝癖がひどく、茶色の目は眠そうにとろんとしている。しばらくボーっと男の顔を見ていたが、糸が切れたように首がコクンと動いた。そして、そのままフラフラとベットに潜り込んですぐに寝息を立て始めた。
男は女の子が頷いたのを見るとスタスタと出て行った。
「チョトマテ、チョトマテ…ってんなこと言ってる場合じゃねー!!」
凛太朗は森の中をまたしても必死に走っていた。彼が発した言葉に突っ込むものは誰もいない。虚しいね。しょうがないので、自分で突っ込んだ模様。ほんと虚しいね。
ぜぇぜぇ言いながら足を動かす。少しでも緩めれば、後ろから襲いかかってくる猿もどきの餌食になるからだ。
しかし、その一方的な攻防は終わりを告げる。
猿もどきは凛太朗を追い抜いて前に回り込む。
後ろからも牙をむき出しにして、今にも飛びかかろうとしている。いよいよ逃げ場がなくなってしまった。
ーやばいやばいやばいやばい…。俺マジでこれ終了?俺氏終了のお知らせ、とか嫌だよ?
周りをぐるりと取り囲まれ、まさに四面楚歌である。
ー四面楚歌の実体験とかしたくなかったよ…
そりゃあ、誰もしたくはないだろう。そんな体験。しかし、現実とは無情なものである。『グルルルゥ』と唸りながら一歩、また一歩と間合いを詰めてくる。
そして、群の一匹が凛太朗に向かって飛びかかってきた。
「嫌ぁーーー!!!」
あまりの怖さに目を瞑る。
避けなければ死ぬ。そう思った瞬間、何とか体を捩った。左肩に強い衝撃を受けて地面を転がる。慌てて受け身を取り、すぐさま起き上がる。
「はぁっ、はぁっ…」
周りを警戒するが、死角から飛びかかられればそれまでである。
ー痛ってぇ…。何?もう猿じゃないよね、アレ。なんか、衝撃が凄まじかったんだけど。
半泣きになりながらも何とか構え直す。体育で柔道をやったのだが、それが少しは役に立つだろうか…。立つといいなぁ…と思いながら。
しかし、どう考えても分が悪い。今回は運良く避けられたが、あの速さで飛びかかられたら、次は避けられないだろう。それに、次も一匹とは限らない。何しろ相手方は10匹以上いるのだ。それだけの数の差がありながら一匹ずつかかってくるのはまずあり得ないだろう。猿達も次こそは仕留めてやるとでも言う様に目が爛々としている。
ーあ、これ詰んだ?俺まだ20歳にすらなってねーのに。煙草は別に吸いたいと思わないけど、酒くらいは飲んでみたかったな…。
なんて、一人感慨にふけっていると、猿達はこの機を逃すものかと一斉に襲いかかってきた。
ーさよなら、俺の人生。17年間という、長いような短いような人生だったけど、それなりに楽しかったわ…。
諦めの境地に入り、衝撃に耐えるため身を硬くした、次の瞬間…
出す予定のなかった人が出てきちゃったので、どうしようか迷い中です。
主人公が思った以上に残念な子になっていく…(T_T)
その割に勝手に動き回ってくれるので作者的にはとても動かしやすいのですが…
読んでいただきありがとうございました。




