ゆふら そふよ ≪つぐむ箱より≫
* ゆふら *
ゆふら‥
どろんこぺんぎんが
ゆきどけみちで やじろべえ
ゆふら‥
かんがるうのえぷろんを
かりて いねむりの ふきのとう
ゆふら‥ ゆふら‥
すいせんのはなのうえ
あこおでぃおんの れんしゅうは あおむし
はるだね
はるのぶらんこだね
* そふよ *
春のダンスは どこかスロウで
きいろの 陽をあびて そふよ そふよ
タアンはちょっととくい
ラッパのつぼみが 今のせいくらべをして
きいろの そふよが どんぐりを笑う
ちっちゃないろえんぴつ
ヴェクサシオンのテンポで おひるね歩き しながら
あおとあかの めまぐるしいストライプ
きいろの しんごうで おどる靴がめをひらく
そふよ そふよ‥
「ゆふら」「そふよ」はいつもは≪つぐむ箱≫に眠っています。ほら、眼を覚ましました。どんなお話をしてくれるか、耳を傾けてあげてくださいね。「ヴェクサシオン」はサティーのピアノ曲の題名で、意味は「嫌がらせ」「癪の種」です。ゆっくりしたテンポで1分位の短いフレーズが840回繰り返し演奏されるので全部聴くのは1日がかりなんだそうですよ。みなさんの感想をお待ちしています。