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令嬢たちの恋模様(異世界恋愛短編、すべて完結済み)

【完結】魔王の娘は護衛の騎士と逃げ出したい ~恋心を隠してきた幼馴染から「愛さない」と言われてショックを受けていたのに私が追放された途端、溺愛されて幸せです~

作者:綾森れん
 魔王の娘で魔侯爵の妹であるレモネッラ・ド・セッテマーリは、人間界のブルクハルト王国第二王子アルトゥーロ・フォン・ブルクハルトから婚約の解消を宣言される。
 さらに兄の魔侯爵アンリには、魔界からの追放を告げられた。
 しかしレモネッラは悲しむどころか、二人に礼を言った。

 なぜならレモネッラは、彼女の護衛を務める白銀の騎士ジュキエーレ・クレメンティと幼馴染みで、ひそかに彼を愛していたからだ。しかし二人は、魔界の姫と護衛の騎士という身分の違いから、お互い恋心を隠してきた。
 アルトゥーロ王子と政略結婚させられることになったレモネッラは結婚式の前日、
「一緒に魔王城から逃げよう」
 とジュキエーレを誘うが、彼の答えは、
「護衛としてあなたを守り続けるが、一人の男としては愛さない」
というものだった。
 レモネッラはショックを受けるが、ジュキエーレの言葉の裏には彼の苦悩とレモネッラへの深い愛情が隠されていた……

※タイトルに★がついた話はジュキエーレ視点です。

※この作品はアルファポリス様・カクヨム様にも掲載しています。
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