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7話 懐きと軽蔑

「ほら、挨拶しな」


 月夜が促すと、白髪が頭を下げる。

「よろしくお願いしましゅ……」


 噛んだ。


「きゃー!!何この子!!超可愛いんだけど!!好き!!」

 白髪の少女を抱きしめて気づく。


 そういえば、俺って、男だった……。

 ミスった。

 死のう。

 初めて女の子を抱きしめてしまった。

 柔らかい。

 

 後悔していると、意外にも腕の中で少女が握り返してきた。

 あれ?モテ期ってやつか?


「この子は奴隷だったんだ。一般常識もほとんどないよ。それに優しくされた事なんてないからね。初めて優しくされて懐いちゃったのかもね」


 月夜が少女に聞こえないように声のトーンを落とす。


「もし、下心を持ってやってたら、嫌われてただろうね。この子、敵意には敏感だから。抱きしめる瞬間だけ、女の子モードで良かったね」


 危なかった。

 だが、決めた。


「四方田啓利。ぜひ、依頼を受けさせてもらいます!!」


 金髪の方と目が合う。


「気持ち悪い。近づかないで」


 ですよねー。

 初対面の少女をオネエ口調で抱きしめてるんだもんね!!

 5分前からやり直したい。

 やっぱり、このメンバーはしんどいから、依頼をキャンセルしたい。


「ちなみに金髪の子はツンデレだ」

 

 月夜が囁く。

 よーし、依頼、頑張っちゃうぞ。


 全力の現実逃避。

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