表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
402/402

46・異世界と女神とアンカーと

( ・ω・)ついに7周年突破、そして最終回!!

超感動巨編、涙の終了!!

(言うだけは言っておく)


日本・とある都心のマンションの一室―――


黒髪セミロングのやや目付きの悪い少女が、

夫であるグリーンの瞳と短髪を持つ少年、

そして彼のもう一人の妻である、銀の

ロングウェーブの髪の少女と、一つの

PCモニターに見入っていた。


「これでフィオナ様は、いろいろな人から

 お知恵を借りていたのですか」


アルプが興味深そうに画面を見つめ、


「世界中と繋がっているんですものねえ。

 有意義な策や意見だって、探せばそりゃ

 ありますよね」


メイがウンウンとうなずきながら語り、


「ですが制約もあるんですよ。

 出された答えは必ず実行しなければ

 ならないという……」


そしてフィオナが、マウスを操作しながら

画面をスクロールしていく。


そしてモニターの方では、




【 ん? 今回は間隔が短いな 】


【 珍しい事もあるもんだ 】


【 そういや、黄金の果実を管理する

 施設の件はどうなった? 】



と、次々と『アンカー』たちから意見が

出て来て、



「それも落ち着きましたので、今回、

 こうしてご報告に上がりました次第ですっ」


そしてフィオナは、事の顛末(てんまつ)を彼らに

説明し始めた―――



【 あ~……

 思ったより大規模になっちまったのか 】


【 まあ功績を考えるとおかしくはない 】


【 というか、豊穣(ほうじょう)……

 それも果実限定の神様の成果だとは思えん 】



黄金の果実を納める施設が大神殿と化した事、

そしてそれも一段落した事―――

また『アンカー』たちは続けて、今後の方針や

近況などを女神から聞かされる。



【 ふーん。主要人物は一応生をまっとう

 してから、眷属または神になるための

 修行をするのか 】


【 結構両親も絡んでいたしな。

 そっちの方がすごい神様なんだろ? 】



「そーなんですよ。

 バーレンシア侯爵やビューワー伯爵は、

 軍神(パパ)がかなり気に入ってますし。


 それに、アタシやママも、同胞と言って

 いいくらいの人材の宝庫でしたからね、

 あそこは」



【 同胞(同類) 】


【 まあ話を聞くに、お前さんのレベルにまで

 上がってはいただろうな 】


【 堕ちていったとも言うが…… 】



マルゴットやレイシェンを始めとする、

女性陣はあらかた女神サイドについており、

今や世界中に特定の種類の本を流通させる、

協力者にして運命共同体でもあった。


「というわけでして、一段落しました、

 という事をここに報告させて頂きます」



【 ま、平和になったのならそれで 】


【 そんで、お前さんたちは? 】


【 結婚もしたし、そのまま日本移住? 】



その問いにフィオナは目を線のように

細くして、


「それはこれまでと変わりませんよー。


 ただ、眷属としてのアルプとメイの

 年齢は固定させてもらいました。

 一応、アタシの外見年齢にも合わせて

 おかなければなりませんし―――


 それでは皆様、お疲れ様でした!」



【 マジ本当に疲れたぜ 】


【 終盤はほとんど存在を忘れ去られて

 いたけどな 】


【 まあ楽しかったよ。

 時々遊びに来いや 】



そして女神は、PCのブラウザを閉じた。




―――登場人物紹介&その後―――




│ ■女神:フィオナ・ルールー  │

│ ■果樹の豊穣を司る優しき女神 │


フラールを始めとする異世界全体を救った

女神として名を残す。

だが、その活躍からなかなか果樹の豊穣を司る

女神とは認識してもらえず、真の信者獲得には

苦労している様子である。


「だからアタシは軍神じゃないっての!!」




│ ■人間・眷属:アルプ・クリスプ    │

│ ■フラール国の小さな果樹園で働く少年 │


フィオナの第一眷属にして、伴侶となった少年。

その後もフラールで母と一緒に果樹園を続け、

また年齢が固定化された事で外見が全く

変わらなかった事から、聖人認定を受ける。


「フィオナ様は、女神であり妻であり

 姉なのです!」




│ ■人間:メイ・ネクタリン     │

│ ■バクシア国の人間。シオニムの娘 │

│ ポーラの妹            │


女神・フィオナと共にアルプの妻となった。

アルプと同じく外見が老いなかったため、

彼と一緒に聖人認定を受けそうになったが、

それを固辞し、あくまでも補佐に徹した。

同じ妻として女神の良き理解者であったと

記録される。


「やっぱり1人より2人の方が、

 技の幅は広がりますからねえ」




│ ■人間:ソニア・クリスプ    │

│ ■現ソニア・ボガッド      │

│ アルプの母親。未亡人      │


アルプの母。息子と一緒に果樹園の経営を

続ける。

死後は生まれ変わった夫と一緒にルールー家に

仕え、夫婦友達として家族ぐるみのお付き合いを

している。


「アルフリーダ様には、感謝しても

 し切れませんわ♪」




│ ■人間・貴族:バートレット・ビューワー│

│ ■フラール国の地方貴族で、      │

│ アルプ・マルゴットの領主       │


フラールバクシアとなった故郷で、剣の指導を

依頼する者が後を絶たず、『フラールの剣聖』

として長く名を残す事になる。

死後、妻であるマルゴットと共にルールー家に

仕えて、軍神・ユニシスの片腕として活躍する

事になる。


「ちょっと侯爵様の手伝いに行ってきます」




│ ■人間・お嬢様:マルゴット・グラノーラ │

│ ■現マルゴット・ビューワー       │

│ フラール国の商家の娘。お金持ち     │


夫であるバートレットを支え続け、

フラールバクシアの発展に貢献した。

女神様が降臨されて以来、その活動をずっと

支援し続け、また大勢の孤児たちを引き取って

養育していた事から、聖女と認定される。

死後は夫と共にルールー家に仕え、良き相談相手

となっている。


「あれ、また侯爵様倒れたんですか?」




│ ■人間・貴族:レンジ・バーレンシア  │

│ ■バクシア国から派遣された代官    │


『バクシアの鬼神』と異名がつくほどの剣の

腕前にして、その質素で穏やかな人柄は身分・

人外の区別なく万人に愛された。

また各国の重鎮(じゅうちん)からの人望も厚く、何かあれば

彼に相談しろと言われるほど信頼されていた。

死後、妻であるレイシェンと一緒にルールー家に

仕える事となり、軍神・ユニシスの双剣と、

バートレットと共に並び称される。


「何でこんなに厄介ごとを持ち込まれるの

 かなあ……」




│ ■人間・貴族:レイシェン・シッカ  │

│ ■現レイシェン・バーレンシア    │

│ ■ミイト国。伯爵令嬢        │


夫であるレンジを支え続け、良妻賢母として

侯爵家の名声を高めた。

『ミイト国の剣姫(けんき)』として武芸師範もしており、

彼女と侯爵の間に出来た子や弟子は、誰もが

一目置く武人として歴史に名を残す。

だが、誰一人として祖である侯爵や彼女の腕を

超える事は出来なかったという。

死後、夫婦でルールー家に仕え、時々は

夫婦同士で戦場を駆ける仲となった。


「レンジ様! 新しい栄養ドリンクです!!」




│ ■人間・商人:シモン・ストラジェン │

│ ■バクシア国の商人。青果の跡取り  │


最初に女神の果実を扱ったとして、

フラールバクシアは元より、連合各国に

支店を持つ大商店へと成長させた。

後にボガッド家をバックに財閥となり、

その頃には引退していたものの、安くて

美味しいものを万人に、をモットーとして

徹底させ続けた。

死後はアルプに乞われ、天界でも青果店を

やる事に。


「天職、っていうのかなあコレ」




│ ■人間:ポーラ・ネクタリン     │

│ ■バクシア国の人間。シオニムの娘で、│

│ メイの姉              │


女神の第三眷属であったが、平和になった後は

大商店の妻として、また徴税官の娘として

夫であるシモンを支え続けた。

貴族位を打診された事もあったものの、

夫婦でそれを辞退し、最後まで平民として

生をまっとうした。

死後はシモンと一緒に、夫婦で天界で

青果店を経営している。


「今日も頑張って売りましょう、あなた♪」




│ ■人間:シオニム(レン)・ネクタリン │

│ ■バクシア国の徴税官と妻       │

│ ■メイ・ポーラの両親         │


妻であるレンと共に夫婦で生をまっとうした。

女神にも税を納めさせた徴税官として有名に

なってしまい、徴税の神様と称される事に

なるが、当人は困惑していた模様。


「私は仕事に忠実だっただけなのだが」




│ ■人間・商人:ローン・ボガッド   │

│ ■バクシア国の富豪。ザックの父親  │


女神一行やバーレンシア侯爵をサポートしていた

功績が認められ、ボガッド家やその関連商店は

連合各国をフリーパスで往来出来るように。

後にトーリ財閥から特別顧問として呼ばれ、

『枠外の者』を中から改革していく事となる。


「長期的な視野を持たない商売に未来はない」




│ ■人間・商人:クレア・ボガッド   │

│ ■バクシア国の富豪でローンの妻   │


夫のローンと共に、義理の娘と孫となった

ソニアとアルプを溺愛しており、常に家族

ぐるみの付き合いがあった。

また夫が重要な決断をする際は、いつもそばに

彼女の姿があったと言われている。


「今日はソニアちゃんたちがやって来る日ねえ」




│ ■人間・情報屋:ファジー・ベリーニ  │

│ ■義姉・ミモザと共に情報屋をやっていた│


女神・フィオナの第二眷属の少年。

ルコルアでは妻となったミモザと一緒に、

救国の英雄と称えられた。

死後、アルプに乞われてルールー家に仕え、

軍神・ユニシスの活動を情報面でサポート

している。


「行くよ、ミモザ(ねえ)!」




│ ■人間・情報屋:ミモザ・ベリーニ   │

│ ■ルコルア国の情報屋。盗賊くずれ   │


平和になった後は、故郷のルコルアで

ファジーと一緒に夫婦で静かに暮らした。

子宝には恵まれなかったものの、その仲は

死ぬまで新婚同様だったという。

死後は全財産を孤児院に寄付し、天界に

行ってからは軍神・ユニシスの諜報活動を

受け持っている。


「どこの世界にも、救いようのないヤツって

 いるもんだなあ」




│ ■人間・商人:ジン・ラムキュール   │

│ ■ルコルア国の『枠外の者』      │


平和になった後、シンデリンから『枠外の者』

改革計画を持ち掛けられ、『もはやそういう

時代ではない』と同調。

後、『枠外の者』の中心人物となる。

常にファーバという部下を連れており、

単なる上司部下以上の関係ではと噂された。


「いや誰だそんな噂を流したのは……」




│ ■人間・商人:ハモス・ファーバ    │

│ ■マービィ国。『枠外の者』の一員   │


ジン・ラムキュールの部下になった後、堅実な

商売を目指すようになる。

なぜか上司であるラムキュールと共に

モデル事業に呼ばれる事が多く、当人も

不思議がっている。


「何か最近、寒気がするような視線を

 感じるんだけど」




│ ■人間・シーフ:トニック・アイス  │

│ ■ルコルア国のシーフ        │


フリーの凄腕諜報員として、ソルトと一緒に

裏で活躍を続けた。

なぜか死後、ミモザに引っ張られ、一緒に

軍神・ユニシスの諜報活動を手伝っている。


「何で俺たちまで??」




│ ■人間・シーフ:ソルト・ロック  │

│ ■ルコルア国のシーフ       │


平和になった後も、各国でトニックと共に

諜報員として活躍した。

死後はミモザに引っ張られ、トニックと一緒に

軍神・ユニシス専属の諜報員となっている。


「まだファジー誘拐しようとした事、

 許してくれねーのかよ……」




│ ■人間・使用人:スタウト・ギネス  │

│ ■元ラムキュール屋敷の使用人    │


鉱山をカベルネ・ワインから譲られた後、

ルコルア一の月水晶の産出量を誇る鉱山に

育て上げた。

また元労働者という観点から鉱山労働の環境の

改善を行い、ルコルア近代化の父と呼ばれる

ようになる。


「本日も安全第一で頑張りましょう!」



│ ■人間・鉱山オーナー:カベルネ・ワイン│

│ ■ルコルア国の元鉱山オーナー     │


自分の鉱山を売却した後、後継としてスタウトを

鍛えていた。

死ぬ間際まで彼に鉱山主としての心得を説いた。


「やれやれ。最期まで鉱山に関わるとはな」




│ ■人間・商人:シンデリン・トーリ   │

│ ■序列3位のミイト国の『枠外の者』  │


妹のベルティーユと共に、元従者であった

ネーブルと結婚した後、トーリ財閥として

自身が参加していた『枠外の者』の改革を

中から行い、穏健な方針に路線変更させた。

死後はフィオナとアルフリーダから誘われ、

日本と天界を行き来しつつ、新たなBL本を

発掘している。


「夫がいるのにって?

 それとこれとは別モノよ!」




│ ■人間・商人:ベルティーユ・トーリ  │

│ ■ミイト国。シンデリンの妹      │


姉・シンデリンと共に夫であるネーブルを

支え続けた。

財閥の中でも製本の作成・販売は彼女の

管轄であり、後に『BLの母』と呼ばれる

ようになる。

死後は夫婦で日本と天界の生活を満喫している

模様。


「……新たなイベント到来……!

 お姉様も……迎撃用意……!!」




│ ■人間・従者:ネーブル・ヒッツ    │

│ ■シンデリンに仕える従者の少年    │


元主筋であるシンデリン・ベルティーユ姉妹と

結婚し、娘婿としてトーリ財閥のトップとなる。

護衛としての腕前を発揮し、表や裏で圧力を

かけてくる相手ににらみを利かせた。

死後は妻であるトーリ財閥姉妹と天界に渡り、

時々ではあるが、軍神であるユニシスの手伝いも

行っている。


「お嬢様たち、また秋葉原ですか―――」




│ ■人間・伯爵:リーゾット・マイヤー  │

│ ■グレイン国。『新貴族』の一人    │


グレイン国王室騎士団の顧問を最後までまっとう

した後、ガルディにその座を譲って隠居した。

シンデリンの『枠外の者』改革に合わせて、

『実力主義をうたうのであれば、その実力を

示してみせよ』と、引き締めと称して組織の力を

削り、『新貴族』を骨抜きにして名目だけの

存在に落とし込んだ。

死後、軍神・ユニシスからの誘いがあり、

それを断り続けていたが、酒の相手ならと

いう事で、今は軍神の晩酌によく付き合っている。


「実力無き者に、後は任せられんよ」




│ ■獣人族:リオネル          │

│ ■オリイヴ国             │


平和になった後、獣人族の長となる。

その後、ある程度人間社会と関わる事を提案。

メルリアのカトゥ財閥を通じて、広告のモデルや

演劇の俳優など―――

他の獣人族と共に活躍する事に。


「モデルが一番疲れるんだよなあ……

 こう、精神的に」




│ ■獣人族:キーラ           │

│ ■オリイヴ国             │


カトゥ財閥のメルリアと正式に結婚。

連合国初の異種間結婚を果たす。

また獣人仲間を呼び寄せ、その機動力と戦闘力を

生かし、速達や護衛などで活躍した。

死後はカガミがフィオナに、メルリアが

アルフリーダに誘われた事から、リオネルと共に

天界へと向かった。


「へー、こういうのケモナーって言うのか。

 あっちの世界は進んでいるなー」




│ ■人間・財閥令嬢:メルリア・カトゥ  │

│ ■シフド国のお嬢様          │


キーラと結婚後、シンデリンと組んで

『枠外の者』改革に尽力した。

また連合国初の異種間結婚をした者として、

亜人・人外への差別是正にその生涯を捧げる。

死後はアルフリーダに天界に誘われ、キーラと

共にルールー家に仕えている。


「さて今日は、どんなジャンルを

 試そうかしら……♪」




│ ■獣人族:カガミ           │

│ ■オリイヴ国。リオネル・キーラの妹  │


第四眷属として、かつ獣人として人外の

差別是正の象徴ともなった。

ナヴィの6人目の妻となった後、異世界の

現地妻のような地位を獲得したと他の5人の

妻たちから羨ましがられるが、『抜け駆けは

しないよー?』と、妻としての役目は主に

日本にあるナヴィたちのタワマンで行った。

あちらではBL本の運搬・護衛をメインに

行っていたらしい。

死後、獣人で唯一の女神様の眷属として、

(あが)められる事となる。


「んっふっふ。やっぱりカガミは

 偉かったのだー!!」




│ ■人間・男爵:キジッカ・グローマー男爵│

│ ■シフド国の何代と続く名家の男爵   │


『枠外の者』『新貴族』双方ににらみを利かせる

存在であったが、そのどちらも改革が行われ、

組織としては脅威で無くなったので、本格的に

隠居した。

同時に幼馴染のベラ・ボウマン子爵当主も一緒に

隠居し、その晩年は年の離れた仲の良い夫婦に

見えたという。


「やれやれ、ようやく落ち着く事が出来たわい」




│ ■人間・子爵当主:ベラ・ボウマン   │

│ ■シフド国貴族でグローマー男爵の幼馴染│


グローマー男爵が隠居すると同時に、彼女もまた

隠居し、一緒の屋敷に住み始めた。

幼い外見でよく男爵の孫と間違われたが、

主導権は常にベラの方にあったらしい。


「子供の頃の力関係はそうそう変わらんのよ♪」




│ ■人間・子爵令嬢:アーユ・ボウマン  │

│ ■シフド国の貴族。ベラの孫にあたる  │


後に正当なボウマン子爵家当主となるが、

ベラが死ぬまでその仲は(むつ)まじく、本当の

姉妹のような関係であったとの事。

ベラが死んだ時の落ち込みようは酷く、祖母と

いうより親友が亡くなったかのように

(なげ)いたという。


「べーちゃん……

 お墓には毎年新刊を(そな)えるからね」




│ ■人間・商業ギルド本部長:ジア    │

│ ■人間・商業ギルド職人:カーレイ   │

│ ■人間・商業ギルド職人:メヒラ    │


シフド国のBL工房のメインメンバーであり、

印刷技術や絵画・美術職員の育成にあたった。

その功績を認められ、死後、フィオナの

側近として天界でルールー家に仕える事に。


「商売の規模が違うわね、日本(ここ)は」

「俺が目立たない世界ってあったんだなあ」

「必ず故郷にフィードバックさせるぜ!」




│ ■人間・グレイン国:フェルゼン・バスタ│

│ ■グレイン国の騎士団副団長      │


諸国放浪後、バーレンシア侯爵一の弟子となり、

アイリ・ガルディの後に騎士団長に就任。

『グレインの疾風』としてその異名を残す。

いたって謙虚な性格ではあったが、慢心した

者は彼の手で根性を叩き直されたという。


「自分ごときの腕で、増長など出来ません」




│ ■人間・グレイン国:アイリ・ガルディ │

│ ■グレイン国の騎士団長        │


フェルゼンに騎士団長の座を譲った後、

フラールバクシアに移り住んだ。

そこで『バクシアの鬼神』『フラールの剣聖』、

『ミイト国の剣姫(けんき)』との交流を深め、

死後は軍神・ユニシスにフェルゼンと共に

招かれ、天界で若き武神・軍神の候補神に

加わって、修行を続けている。


「早くバーレンシア殿やビューワー殿と、

 肩を並べるようにならないとな」




│ ■人間・平民:レンティル   │

│ ■人間・平民:ガルバン    │


『枠外の者』『新貴族』に対抗する組織・

『女神の導き』のメンバーであったが、

平和になった後は活動目的を消失。

またフィオナの提案で、各地にある拠点を

そのまま女神を信仰する施設へと変更した。


「女神様ってこんなに胸大きかったっけ?」

「銅像はそのようにしろとの神託が……」




│ ■人間・グレイン国王妃:│

│グレイシア・グレイン   │

│ ■人間・シフド国王女: │

│ スカーレッド・シフ   │

│ ■人間・ミイト国正妃: │

│ シャロレー・ミイト   │


連合序列上位国の王妃・王女・正妃で、

女神とも密な交流があり、世界の女性の

権利向上に尽くす。

その死後は内政の手腕をアルフリーダに買われ、

荒れた別世界の復興や、平和になった後の世界の

政治支援などで飛び回っている。


「世界って救った後の方が面倒だったり

 するのよね」

「よし、こちらの世界でもBL普及は完了」

「天界市役所の事務処理も手伝わないと」




│ ■限理神:マファーダ         │


フィオナに敗れてからは宿敵であった

アルフリーダにショタ化され、部下の

お世話になりながら大人しく暮らしている。

なぜか天界でも人気が出ており、女性陣の間で

和解の話が進められているらしい。


「もうどうにでもせい」




│ ■限理神部下・魔族:フォルド     │

│ ■限理神部下・魔族:ワーダー     │


主人である限理神と一緒にショタ化された

魔族の青年。

今は同じく限理神部下であった、女性魔族たちの

管理下に置かれている。

外見が子供のままなので、絵のモデルとして

多忙な日々を送っているようだ。


「何で我らまで」

「いつ元の姿に戻れるのだろうか……」




│ ■限理神部下・魔族:テクス      │

│ ■限理神部下・魔族:エクシル     │


限理神の部下であった女性魔族の2人。

哄笑(こうしょう)の魔女』・『落煌(らっこう)堕神(だしん)』と

称されるほどの実力の持ち主であったが、

主人であるマファーダが倒された後は改心し、

地元の世界でも女性陣と友好的な関係を築いた。

現在、水面下で限理神と天界の和解案を

作成中との事。


「おし。天界市役所の1/3の女性は

 味方についたわよ」

「もっとハードなものを送り付ければ……

 あと一押しってところね」




│ ■軍神:ユニシス・ルールー  │

│ ■戦と争いの裁きを行う神   │


フィオナの信仰地域から、『鬼神』・『剣聖』・

『剣姫』と称されるほどの武人に目をつけ、

天界へスカウト。

他にも何人か天界へと引き上げ、次世代の武神・

軍神として期待しつつ、彼らを日々鍛えている。


「バーレンシア君とビューワー君はそろそろか。

 レイシェン君もあと少しだな」




│ ■女神:アルフリーダ・ルールー  │

│ ■時と成長を司り、見守る女神   │


夫と共に、娘であるフィオナの信仰地域から

目星をつけた人間を複数、天界へスカウトした。

いつもなら涙目で反発する天界市役所だが、

この時はなぜか女性陣が賛成に回り、たいした

トラブルも無く受け入れられたという。


「これも各世界を平和に導くためですっ♪」




│ ■お目付け役・フライング・キャット:│

│ ナヴィ               │

│ ■アルフリーダの従僕にして、    │

│ フィオナのサポート役        │


限理神・マファーダとの戦いの後、しばらく

してから保留していた天界市役所からの神になる

打診を正式に受ける事になり、フィオナの

サポートを離れる。

また妻としていた6人の人外女性は、神に

昇格した後に眷属とした。

そして7人でいろいろな世界を飛び回る

事となる。


「しゃて、次はどの世界を救えばいいん

 でしゅかね?」




│ ■邪神:邪神             │


正式にナヴィの嫁&眷属となった後、天界と

敵対している状態を解消。

各世界で、女性ならナヴィとBLをエサに

敵対勢力を寝返らせている。


「でもナヴィ様はあげませんけどね」




│ ■サキュバス:サキュバス       │


ナヴィの眷属となった際に、天界に降伏。

そのままナヴィの嫁として天界に協力する事に。

各世界を一緒に飛び回っているが、行く先々で

ナヴィの女性関係に目を光らせている。


「旦那様がモテるというのも、考えものです」




│ ■堕天使:堕天使           │


ナヴィの嫁の1人となった際に、天界から

許される事に。

正式に天使として復帰するも、堕天使時代の

ビジュアルを変更せずに活動している。


「だってこっちの方がいろいろと……♪」




│ ■悪霊:悪霊             │


ナヴィの嫁の1人。6人の中で唯一料理を担当

しており、女子力が最も高い。

天界から浄化を受け聖なる霊として生まれ

変わり、悪霊と呼ばれる事は無くなった。

主に家事や食料面で、ナヴィや他の嫁を

サポートしている。


「……悪霊でなくなったと思ったら、

 女子力お化けって何ですか……」




│ ■ワーフォックス:ワーフォックス   │


別に天界と敵対はしていなかったが、ナヴィの

嫁&眷属になった事で、正式に協力者となる。

ナヴィが各世界を飛び回っている間、その嗅覚で

近付く女性に警戒を発するので、他の嫁たちから

重宝されている。


「ナヴィ様に他の女は近付けませんよぉ♪」




│ ■人間・??:『アンカー』      │


女神の知恵袋、相談役、頭脳集団(ブレイン)と言われて

いるが、その正体は不明。

断片的な情報から、その力を借りるには相当な

制限・制約が付くらしく、女神・フィオナと

しても、そうおいそれと頻繁に使う事は

出来なかったようだ。


【 後になる度に出番減ったよな 】

【 ま、多少無茶も言ったし 】

【 時々は遊びに来いよー 】




―――その他の皆さま―――


│ ■人間・商人:ザック・ボガッド    │

│ ■人間・貴族:ミリア・ディーア    │

│ ■人間・貴族:クロート・ディーア   │


│ ■人間・貴族:バトラコス・ギュウルフ │

│ ■人間・諜報機関所属:モイラ     │

│ ■人間・コザイ国王妃:ミレーヌ・コザイ│


│ ■人間・フラール国王:フラウア    │

│ ■人間・バクシア王族:リーディル   │


│ ■武器:ぱんつぁーふぁうすと君    │

│ ■クルーク豆:ぱっく         │


―――女神フィオナ信者:2808番目―――

名誉信者:大黒まめ(森野きのこ)様


他、マルゴットの執事・各国の商人・鉱山夫・

使用人・メイド・侍女・女性騎士の方々。


そしてこれまでお付き合い頂いた読者の方々。




お疲れ様でした!!(`;ω;´)




カシャ☆




―――女神フィオナ信者数:現在15,123名―――


足かけ7年になる作品でしたが、今回無事(?)

最終回を迎える事が出来ました。

多分なろう系含めて、自分の中では一番

古くから投稿していた作品でもあります。


実際、作中の茶番でもちょくちょく書いて

おりましたが、11章の限理神・マファーダ編が

本当は最終章でした。

その後、後日談等を書こうとして、ズルズルと

続けてしまったのですが、今回きちんと

終わらせておきたいと思い、いったん完結と

いたしました。


それでも毎週、ユニーク数は100~200と

少なくない読者の方々に最後まで読んで頂き、

感謝しかありません。


茶番や番外編などで追加する時があるかも

知れませんが、その時はまたよろしく

お願いします。


この場を持ちまして、読者の方々に

お礼申し上げます。


(`;ω;´)本当にありがとうございました!!




( ・ω・)最後まで読んでくださり

ありがとうございます!


みなさまのブックマーク・評価・感想を

お待ちしております。

それが何よりのモチベーションアップとなります。


(;・∀・)カクヨムでも書いています。

こちらもよろしくお願いします。


【女性冒険者パーティーの愛玩少年記】【完結】

https://kakuyomu.jp/works/16818093088339442288


ネオページ【バク無双】【完結】

https://m.neopage.com/book/31172730325901900


【ゲーセンダンジョン繁盛記】【完結】

https://kakuyomu.jp/works/16817330649291247894


【指】【完結】

https://kakuyomu.jp/works/16817330662111746914


【かみつかれた】【完結】

https://kakuyomu.jp/works/16818093073692218686


【ロートルの妖怪同伴世渡り記】【完結】

https://kakuyomu.jp/works/16817330666162544958

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ