46・異世界と女神とアンカーと
( ・ω・)ついに7周年突破、そして最終回!!
超感動巨編、涙の終了!!
(言うだけは言っておく)
日本・とある都心のマンションの一室―――
黒髪セミロングのやや目付きの悪い少女が、
夫であるグリーンの瞳と短髪を持つ少年、
そして彼のもう一人の妻である、銀の
ロングウェーブの髪の少女と、一つの
PCモニターに見入っていた。
「これでフィオナ様は、いろいろな人から
お知恵を借りていたのですか」
アルプが興味深そうに画面を見つめ、
「世界中と繋がっているんですものねえ。
有意義な策や意見だって、探せばそりゃ
ありますよね」
メイがウンウンとうなずきながら語り、
「ですが制約もあるんですよ。
出された答えは必ず実行しなければ
ならないという……」
そしてフィオナが、マウスを操作しながら
画面をスクロールしていく。
そしてモニターの方では、
【 ん? 今回は間隔が短いな 】
【 珍しい事もあるもんだ 】
【 そういや、黄金の果実を管理する
施設の件はどうなった? 】
と、次々と『アンカー』たちから意見が
出て来て、
「それも落ち着きましたので、今回、
こうしてご報告に上がりました次第ですっ」
そしてフィオナは、事の顛末を彼らに
説明し始めた―――
【 あ~……
思ったより大規模になっちまったのか 】
【 まあ功績を考えるとおかしくはない 】
【 というか、豊穣……
それも果実限定の神様の成果だとは思えん 】
黄金の果実を納める施設が大神殿と化した事、
そしてそれも一段落した事―――
また『アンカー』たちは続けて、今後の方針や
近況などを女神から聞かされる。
【 ふーん。主要人物は一応生をまっとう
してから、眷属または神になるための
修行をするのか 】
【 結構両親も絡んでいたしな。
そっちの方がすごい神様なんだろ? 】
「そーなんですよ。
バーレンシア侯爵やビューワー伯爵は、
軍神がかなり気に入ってますし。
それに、アタシやママも、同胞と言って
いいくらいの人材の宝庫でしたからね、
あそこは」
【 同胞(同類) 】
【 まあ話を聞くに、お前さんのレベルにまで
上がってはいただろうな 】
【 堕ちていったとも言うが…… 】
マルゴットやレイシェンを始めとする、
女性陣はあらかた女神サイドについており、
今や世界中に特定の種類の本を流通させる、
協力者にして運命共同体でもあった。
「というわけでして、一段落しました、
という事をここに報告させて頂きます」
【 ま、平和になったのならそれで 】
【 そんで、お前さんたちは? 】
【 結婚もしたし、そのまま日本移住? 】
その問いにフィオナは目を線のように
細くして、
「それはこれまでと変わりませんよー。
ただ、眷属としてのアルプとメイの
年齢は固定させてもらいました。
一応、アタシの外見年齢にも合わせて
おかなければなりませんし―――
それでは皆様、お疲れ様でした!」
【 マジ本当に疲れたぜ 】
【 終盤はほとんど存在を忘れ去られて
いたけどな 】
【 まあ楽しかったよ。
時々遊びに来いや 】
そして女神は、PCのブラウザを閉じた。
―――登場人物紹介&その後―――
│ ■女神:フィオナ・ルールー │
│ ■果樹の豊穣を司る優しき女神 │
フラールを始めとする異世界全体を救った
女神として名を残す。
だが、その活躍からなかなか果樹の豊穣を司る
女神とは認識してもらえず、真の信者獲得には
苦労している様子である。
「だからアタシは軍神じゃないっての!!」
│ ■人間・眷属:アルプ・クリスプ │
│ ■フラール国の小さな果樹園で働く少年 │
フィオナの第一眷属にして、伴侶となった少年。
その後もフラールで母と一緒に果樹園を続け、
また年齢が固定化された事で外見が全く
変わらなかった事から、聖人認定を受ける。
「フィオナ様は、女神であり妻であり
姉なのです!」
│ ■人間:メイ・ネクタリン │
│ ■バクシア国の人間。シオニムの娘 │
│ ポーラの妹 │
女神・フィオナと共にアルプの妻となった。
アルプと同じく外見が老いなかったため、
彼と一緒に聖人認定を受けそうになったが、
それを固辞し、あくまでも補佐に徹した。
同じ妻として女神の良き理解者であったと
記録される。
「やっぱり1人より2人の方が、
技の幅は広がりますからねえ」
│ ■人間:ソニア・クリスプ │
│ ■現ソニア・ボガッド │
│ アルプの母親。未亡人 │
アルプの母。息子と一緒に果樹園の経営を
続ける。
死後は生まれ変わった夫と一緒にルールー家に
仕え、夫婦友達として家族ぐるみのお付き合いを
している。
「アルフリーダ様には、感謝しても
し切れませんわ♪」
│ ■人間・貴族:バートレット・ビューワー│
│ ■フラール国の地方貴族で、 │
│ アルプ・マルゴットの領主 │
フラールバクシアとなった故郷で、剣の指導を
依頼する者が後を絶たず、『フラールの剣聖』
として長く名を残す事になる。
死後、妻であるマルゴットと共にルールー家に
仕えて、軍神・ユニシスの片腕として活躍する
事になる。
「ちょっと侯爵様の手伝いに行ってきます」
│ ■人間・お嬢様:マルゴット・グラノーラ │
│ ■現マルゴット・ビューワー │
│ フラール国の商家の娘。お金持ち │
夫であるバートレットを支え続け、
フラールバクシアの発展に貢献した。
女神様が降臨されて以来、その活動をずっと
支援し続け、また大勢の孤児たちを引き取って
養育していた事から、聖女と認定される。
死後は夫と共にルールー家に仕え、良き相談相手
となっている。
「あれ、また侯爵様倒れたんですか?」
│ ■人間・貴族:レンジ・バーレンシア │
│ ■バクシア国から派遣された代官 │
『バクシアの鬼神』と異名がつくほどの剣の
腕前にして、その質素で穏やかな人柄は身分・
人外の区別なく万人に愛された。
また各国の重鎮からの人望も厚く、何かあれば
彼に相談しろと言われるほど信頼されていた。
死後、妻であるレイシェンと一緒にルールー家に
仕える事となり、軍神・ユニシスの双剣と、
バートレットと共に並び称される。
「何でこんなに厄介ごとを持ち込まれるの
かなあ……」
│ ■人間・貴族:レイシェン・シッカ │
│ ■現レイシェン・バーレンシア │
│ ■ミイト国。伯爵令嬢 │
夫であるレンジを支え続け、良妻賢母として
侯爵家の名声を高めた。
『ミイト国の剣姫』として武芸師範もしており、
彼女と侯爵の間に出来た子や弟子は、誰もが
一目置く武人として歴史に名を残す。
だが、誰一人として祖である侯爵や彼女の腕を
超える事は出来なかったという。
死後、夫婦でルールー家に仕え、時々は
夫婦同士で戦場を駆ける仲となった。
「レンジ様! 新しい栄養ドリンクです!!」
│ ■人間・商人:シモン・ストラジェン │
│ ■バクシア国の商人。青果の跡取り │
最初に女神の果実を扱ったとして、
フラールバクシアは元より、連合各国に
支店を持つ大商店へと成長させた。
後にボガッド家をバックに財閥となり、
その頃には引退していたものの、安くて
美味しいものを万人に、をモットーとして
徹底させ続けた。
死後はアルプに乞われ、天界でも青果店を
やる事に。
「天職、っていうのかなあコレ」
│ ■人間:ポーラ・ネクタリン │
│ ■バクシア国の人間。シオニムの娘で、│
│ メイの姉 │
女神の第三眷属であったが、平和になった後は
大商店の妻として、また徴税官の娘として
夫であるシモンを支え続けた。
貴族位を打診された事もあったものの、
夫婦でそれを辞退し、最後まで平民として
生をまっとうした。
死後はシモンと一緒に、夫婦で天界で
青果店を経営している。
「今日も頑張って売りましょう、あなた♪」
│ ■人間:シオニム(レン)・ネクタリン │
│ ■バクシア国の徴税官と妻 │
│ ■メイ・ポーラの両親 │
妻であるレンと共に夫婦で生をまっとうした。
女神にも税を納めさせた徴税官として有名に
なってしまい、徴税の神様と称される事に
なるが、当人は困惑していた模様。
「私は仕事に忠実だっただけなのだが」
│ ■人間・商人:ローン・ボガッド │
│ ■バクシア国の富豪。ザックの父親 │
女神一行やバーレンシア侯爵をサポートしていた
功績が認められ、ボガッド家やその関連商店は
連合各国をフリーパスで往来出来るように。
後にトーリ財閥から特別顧問として呼ばれ、
『枠外の者』を中から改革していく事となる。
「長期的な視野を持たない商売に未来はない」
│ ■人間・商人:クレア・ボガッド │
│ ■バクシア国の富豪でローンの妻 │
夫のローンと共に、義理の娘と孫となった
ソニアとアルプを溺愛しており、常に家族
ぐるみの付き合いがあった。
また夫が重要な決断をする際は、いつもそばに
彼女の姿があったと言われている。
「今日はソニアちゃんたちがやって来る日ねえ」
│ ■人間・情報屋:ファジー・ベリーニ │
│ ■義姉・ミモザと共に情報屋をやっていた│
女神・フィオナの第二眷属の少年。
ルコルアでは妻となったミモザと一緒に、
救国の英雄と称えられた。
死後、アルプに乞われてルールー家に仕え、
軍神・ユニシスの活動を情報面でサポート
している。
「行くよ、ミモザ姉!」
│ ■人間・情報屋:ミモザ・ベリーニ │
│ ■ルコルア国の情報屋。盗賊くずれ │
平和になった後は、故郷のルコルアで
ファジーと一緒に夫婦で静かに暮らした。
子宝には恵まれなかったものの、その仲は
死ぬまで新婚同様だったという。
死後は全財産を孤児院に寄付し、天界に
行ってからは軍神・ユニシスの諜報活動を
受け持っている。
「どこの世界にも、救いようのないヤツって
いるもんだなあ」
│ ■人間・商人:ジン・ラムキュール │
│ ■ルコルア国の『枠外の者』 │
平和になった後、シンデリンから『枠外の者』
改革計画を持ち掛けられ、『もはやそういう
時代ではない』と同調。
後、『枠外の者』の中心人物となる。
常にファーバという部下を連れており、
単なる上司部下以上の関係ではと噂された。
「いや誰だそんな噂を流したのは……」
│ ■人間・商人:ハモス・ファーバ │
│ ■マービィ国。『枠外の者』の一員 │
ジン・ラムキュールの部下になった後、堅実な
商売を目指すようになる。
なぜか上司であるラムキュールと共に
モデル事業に呼ばれる事が多く、当人も
不思議がっている。
「何か最近、寒気がするような視線を
感じるんだけど」
│ ■人間・シーフ:トニック・アイス │
│ ■ルコルア国のシーフ │
フリーの凄腕諜報員として、ソルトと一緒に
裏で活躍を続けた。
なぜか死後、ミモザに引っ張られ、一緒に
軍神・ユニシスの諜報活動を手伝っている。
「何で俺たちまで??」
│ ■人間・シーフ:ソルト・ロック │
│ ■ルコルア国のシーフ │
平和になった後も、各国でトニックと共に
諜報員として活躍した。
死後はミモザに引っ張られ、トニックと一緒に
軍神・ユニシス専属の諜報員となっている。
「まだファジー誘拐しようとした事、
許してくれねーのかよ……」
│ ■人間・使用人:スタウト・ギネス │
│ ■元ラムキュール屋敷の使用人 │
鉱山をカベルネ・ワインから譲られた後、
ルコルア一の月水晶の産出量を誇る鉱山に
育て上げた。
また元労働者という観点から鉱山労働の環境の
改善を行い、ルコルア近代化の父と呼ばれる
ようになる。
「本日も安全第一で頑張りましょう!」
│ ■人間・鉱山オーナー:カベルネ・ワイン│
│ ■ルコルア国の元鉱山オーナー │
自分の鉱山を売却した後、後継としてスタウトを
鍛えていた。
死ぬ間際まで彼に鉱山主としての心得を説いた。
「やれやれ。最期まで鉱山に関わるとはな」
│ ■人間・商人:シンデリン・トーリ │
│ ■序列3位のミイト国の『枠外の者』 │
妹のベルティーユと共に、元従者であった
ネーブルと結婚した後、トーリ財閥として
自身が参加していた『枠外の者』の改革を
中から行い、穏健な方針に路線変更させた。
死後はフィオナとアルフリーダから誘われ、
日本と天界を行き来しつつ、新たなBL本を
発掘している。
「夫がいるのにって?
それとこれとは別モノよ!」
│ ■人間・商人:ベルティーユ・トーリ │
│ ■ミイト国。シンデリンの妹 │
姉・シンデリンと共に夫であるネーブルを
支え続けた。
財閥の中でも製本の作成・販売は彼女の
管轄であり、後に『BLの母』と呼ばれる
ようになる。
死後は夫婦で日本と天界の生活を満喫している
模様。
「……新たなイベント到来……!
お姉様も……迎撃用意……!!」
│ ■人間・従者:ネーブル・ヒッツ │
│ ■シンデリンに仕える従者の少年 │
元主筋であるシンデリン・ベルティーユ姉妹と
結婚し、娘婿としてトーリ財閥のトップとなる。
護衛としての腕前を発揮し、表や裏で圧力を
かけてくる相手ににらみを利かせた。
死後は妻であるトーリ財閥姉妹と天界に渡り、
時々ではあるが、軍神であるユニシスの手伝いも
行っている。
「お嬢様たち、また秋葉原ですか―――」
│ ■人間・伯爵:リーゾット・マイヤー │
│ ■グレイン国。『新貴族』の一人 │
グレイン国王室騎士団の顧問を最後までまっとう
した後、ガルディにその座を譲って隠居した。
シンデリンの『枠外の者』改革に合わせて、
『実力主義をうたうのであれば、その実力を
示してみせよ』と、引き締めと称して組織の力を
削り、『新貴族』を骨抜きにして名目だけの
存在に落とし込んだ。
死後、軍神・ユニシスからの誘いがあり、
それを断り続けていたが、酒の相手ならと
いう事で、今は軍神の晩酌によく付き合っている。
「実力無き者に、後は任せられんよ」
│ ■獣人族:リオネル │
│ ■オリイヴ国 │
平和になった後、獣人族の長となる。
その後、ある程度人間社会と関わる事を提案。
メルリアのカトゥ財閥を通じて、広告のモデルや
演劇の俳優など―――
他の獣人族と共に活躍する事に。
「モデルが一番疲れるんだよなあ……
こう、精神的に」
│ ■獣人族:キーラ │
│ ■オリイヴ国 │
カトゥ財閥のメルリアと正式に結婚。
連合国初の異種間結婚を果たす。
また獣人仲間を呼び寄せ、その機動力と戦闘力を
生かし、速達や護衛などで活躍した。
死後はカガミがフィオナに、メルリアが
アルフリーダに誘われた事から、リオネルと共に
天界へと向かった。
「へー、こういうのケモナーって言うのか。
あっちの世界は進んでいるなー」
│ ■人間・財閥令嬢:メルリア・カトゥ │
│ ■シフド国のお嬢様 │
キーラと結婚後、シンデリンと組んで
『枠外の者』改革に尽力した。
また連合国初の異種間結婚をした者として、
亜人・人外への差別是正にその生涯を捧げる。
死後はアルフリーダに天界に誘われ、キーラと
共にルールー家に仕えている。
「さて今日は、どんなジャンルを
試そうかしら……♪」
│ ■獣人族:カガミ │
│ ■オリイヴ国。リオネル・キーラの妹 │
第四眷属として、かつ獣人として人外の
差別是正の象徴ともなった。
ナヴィの6人目の妻となった後、異世界の
現地妻のような地位を獲得したと他の5人の
妻たちから羨ましがられるが、『抜け駆けは
しないよー?』と、妻としての役目は主に
日本にあるナヴィたちのタワマンで行った。
あちらではBL本の運搬・護衛をメインに
行っていたらしい。
死後、獣人で唯一の女神様の眷属として、
崇められる事となる。
「んっふっふ。やっぱりカガミは
偉かったのだー!!」
│ ■人間・男爵:キジッカ・グローマー男爵│
│ ■シフド国の何代と続く名家の男爵 │
『枠外の者』『新貴族』双方ににらみを利かせる
存在であったが、そのどちらも改革が行われ、
組織としては脅威で無くなったので、本格的に
隠居した。
同時に幼馴染のベラ・ボウマン子爵当主も一緒に
隠居し、その晩年は年の離れた仲の良い夫婦に
見えたという。
「やれやれ、ようやく落ち着く事が出来たわい」
│ ■人間・子爵当主:ベラ・ボウマン │
│ ■シフド国貴族でグローマー男爵の幼馴染│
グローマー男爵が隠居すると同時に、彼女もまた
隠居し、一緒の屋敷に住み始めた。
幼い外見でよく男爵の孫と間違われたが、
主導権は常にベラの方にあったらしい。
「子供の頃の力関係はそうそう変わらんのよ♪」
│ ■人間・子爵令嬢:アーユ・ボウマン │
│ ■シフド国の貴族。ベラの孫にあたる │
後に正当なボウマン子爵家当主となるが、
ベラが死ぬまでその仲は睦まじく、本当の
姉妹のような関係であったとの事。
ベラが死んだ時の落ち込みようは酷く、祖母と
いうより親友が亡くなったかのように
嘆いたという。
「べーちゃん……
お墓には毎年新刊を供えるからね」
│ ■人間・商業ギルド本部長:ジア │
│ ■人間・商業ギルド職人:カーレイ │
│ ■人間・商業ギルド職人:メヒラ │
シフド国のBL工房のメインメンバーであり、
印刷技術や絵画・美術職員の育成にあたった。
その功績を認められ、死後、フィオナの
側近として天界でルールー家に仕える事に。
「商売の規模が違うわね、日本は」
「俺が目立たない世界ってあったんだなあ」
「必ず故郷にフィードバックさせるぜ!」
│ ■人間・グレイン国:フェルゼン・バスタ│
│ ■グレイン国の騎士団副団長 │
諸国放浪後、バーレンシア侯爵一の弟子となり、
アイリ・ガルディの後に騎士団長に就任。
『グレインの疾風』としてその異名を残す。
いたって謙虚な性格ではあったが、慢心した
者は彼の手で根性を叩き直されたという。
「自分ごときの腕で、増長など出来ません」
│ ■人間・グレイン国:アイリ・ガルディ │
│ ■グレイン国の騎士団長 │
フェルゼンに騎士団長の座を譲った後、
フラールバクシアに移り住んだ。
そこで『バクシアの鬼神』『フラールの剣聖』、
『ミイト国の剣姫』との交流を深め、
死後は軍神・ユニシスにフェルゼンと共に
招かれ、天界で若き武神・軍神の候補神に
加わって、修行を続けている。
「早くバーレンシア殿やビューワー殿と、
肩を並べるようにならないとな」
│ ■人間・平民:レンティル │
│ ■人間・平民:ガルバン │
『枠外の者』『新貴族』に対抗する組織・
『女神の導き』のメンバーであったが、
平和になった後は活動目的を消失。
またフィオナの提案で、各地にある拠点を
そのまま女神を信仰する施設へと変更した。
「女神様ってこんなに胸大きかったっけ?」
「銅像はそのようにしろとの神託が……」
│ ■人間・グレイン国王妃:│
│グレイシア・グレイン │
│ ■人間・シフド国王女: │
│ スカーレッド・シフ │
│ ■人間・ミイト国正妃: │
│ シャロレー・ミイト │
連合序列上位国の王妃・王女・正妃で、
女神とも密な交流があり、世界の女性の
権利向上に尽くす。
その死後は内政の手腕をアルフリーダに買われ、
荒れた別世界の復興や、平和になった後の世界の
政治支援などで飛び回っている。
「世界って救った後の方が面倒だったり
するのよね」
「よし、こちらの世界でもBL普及は完了」
「天界市役所の事務処理も手伝わないと」
│ ■限理神:マファーダ │
フィオナに敗れてからは宿敵であった
アルフリーダにショタ化され、部下の
お世話になりながら大人しく暮らしている。
なぜか天界でも人気が出ており、女性陣の間で
和解の話が進められているらしい。
「もうどうにでもせい」
│ ■限理神部下・魔族:フォルド │
│ ■限理神部下・魔族:ワーダー │
主人である限理神と一緒にショタ化された
魔族の青年。
今は同じく限理神部下であった、女性魔族たちの
管理下に置かれている。
外見が子供のままなので、絵のモデルとして
多忙な日々を送っているようだ。
「何で我らまで」
「いつ元の姿に戻れるのだろうか……」
│ ■限理神部下・魔族:テクス │
│ ■限理神部下・魔族:エクシル │
限理神の部下であった女性魔族の2人。
『哄笑の魔女』・『落煌の堕神』と
称されるほどの実力の持ち主であったが、
主人であるマファーダが倒された後は改心し、
地元の世界でも女性陣と友好的な関係を築いた。
現在、水面下で限理神と天界の和解案を
作成中との事。
「おし。天界市役所の1/3の女性は
味方についたわよ」
「もっとハードなものを送り付ければ……
あと一押しってところね」
│ ■軍神:ユニシス・ルールー │
│ ■戦と争いの裁きを行う神 │
フィオナの信仰地域から、『鬼神』・『剣聖』・
『剣姫』と称されるほどの武人に目をつけ、
天界へスカウト。
他にも何人か天界へと引き上げ、次世代の武神・
軍神として期待しつつ、彼らを日々鍛えている。
「バーレンシア君とビューワー君はそろそろか。
レイシェン君もあと少しだな」
│ ■女神:アルフリーダ・ルールー │
│ ■時と成長を司り、見守る女神 │
夫と共に、娘であるフィオナの信仰地域から
目星をつけた人間を複数、天界へスカウトした。
いつもなら涙目で反発する天界市役所だが、
この時はなぜか女性陣が賛成に回り、たいした
トラブルも無く受け入れられたという。
「これも各世界を平和に導くためですっ♪」
│ ■お目付け役・フライング・キャット:│
│ ナヴィ │
│ ■アルフリーダの従僕にして、 │
│ フィオナのサポート役 │
限理神・マファーダとの戦いの後、しばらく
してから保留していた天界市役所からの神になる
打診を正式に受ける事になり、フィオナの
サポートを離れる。
また妻としていた6人の人外女性は、神に
昇格した後に眷属とした。
そして7人でいろいろな世界を飛び回る
事となる。
「しゃて、次はどの世界を救えばいいん
でしゅかね?」
│ ■邪神:邪神 │
正式にナヴィの嫁&眷属となった後、天界と
敵対している状態を解消。
各世界で、女性ならナヴィとBLをエサに
敵対勢力を寝返らせている。
「でもナヴィ様はあげませんけどね」
│ ■サキュバス:サキュバス │
ナヴィの眷属となった際に、天界に降伏。
そのままナヴィの嫁として天界に協力する事に。
各世界を一緒に飛び回っているが、行く先々で
ナヴィの女性関係に目を光らせている。
「旦那様がモテるというのも、考えものです」
│ ■堕天使:堕天使 │
ナヴィの嫁の1人となった際に、天界から
許される事に。
正式に天使として復帰するも、堕天使時代の
ビジュアルを変更せずに活動している。
「だってこっちの方がいろいろと……♪」
│ ■悪霊:悪霊 │
ナヴィの嫁の1人。6人の中で唯一料理を担当
しており、女子力が最も高い。
天界から浄化を受け聖なる霊として生まれ
変わり、悪霊と呼ばれる事は無くなった。
主に家事や食料面で、ナヴィや他の嫁を
サポートしている。
「……悪霊でなくなったと思ったら、
女子力お化けって何ですか……」
│ ■ワーフォックス:ワーフォックス │
別に天界と敵対はしていなかったが、ナヴィの
嫁&眷属になった事で、正式に協力者となる。
ナヴィが各世界を飛び回っている間、その嗅覚で
近付く女性に警戒を発するので、他の嫁たちから
重宝されている。
「ナヴィ様に他の女は近付けませんよぉ♪」
│ ■人間・??:『アンカー』 │
女神の知恵袋、相談役、頭脳集団と言われて
いるが、その正体は不明。
断片的な情報から、その力を借りるには相当な
制限・制約が付くらしく、女神・フィオナと
しても、そうおいそれと頻繁に使う事は
出来なかったようだ。
【 後になる度に出番減ったよな 】
【 ま、多少無茶も言ったし 】
【 時々は遊びに来いよー 】
―――その他の皆さま―――
│ ■人間・商人:ザック・ボガッド │
│ ■人間・貴族:ミリア・ディーア │
│ ■人間・貴族:クロート・ディーア │
│ ■人間・貴族:バトラコス・ギュウルフ │
│ ■人間・諜報機関所属:モイラ │
│ ■人間・コザイ国王妃:ミレーヌ・コザイ│
│ ■人間・フラール国王:フラウア │
│ ■人間・バクシア王族:リーディル │
│ ■武器:ぱんつぁーふぁうすと君 │
│ ■クルーク豆:ぱっく │
―――女神フィオナ信者:2808番目―――
名誉信者:大黒まめ(森野きのこ)様
他、マルゴットの執事・各国の商人・鉱山夫・
使用人・メイド・侍女・女性騎士の方々。
そしてこれまでお付き合い頂いた読者の方々。
お疲れ様でした!!(`;ω;´)
カシャ☆
―――女神フィオナ信者数:現在15,123名―――
足かけ7年になる作品でしたが、今回無事(?)
最終回を迎える事が出来ました。
多分なろう系含めて、自分の中では一番
古くから投稿していた作品でもあります。
実際、作中の茶番でもちょくちょく書いて
おりましたが、11章の限理神・マファーダ編が
本当は最終章でした。
その後、後日談等を書こうとして、ズルズルと
続けてしまったのですが、今回きちんと
終わらせておきたいと思い、いったん完結と
いたしました。
それでも毎週、ユニーク数は100~200と
少なくない読者の方々に最後まで読んで頂き、
感謝しかありません。
茶番や番外編などで追加する時があるかも
知れませんが、その時はまたよろしく
お願いします。
この場を持ちまして、読者の方々に
お礼申し上げます。
(`;ω;´)本当にありがとうございました!!
( ・ω・)最後まで読んでくださり
ありがとうございます!
みなさまのブックマーク・評価・感想を
お待ちしております。
それが何よりのモチベーションアップとなります。
(;・∀・)カクヨムでも書いています。
こちらもよろしくお願いします。
【女性冒険者パーティーの愛玩少年記】【完結】
https://kakuyomu.jp/works/16818093088339442288
ネオページ【バク無双】【完結】
https://m.neopage.com/book/31172730325901900
【ゲーセンダンジョン繁盛記】【完結】
https://kakuyomu.jp/works/16817330649291247894
【指】【完結】
https://kakuyomu.jp/works/16817330662111746914
【かみつかれた】【完結】
https://kakuyomu.jp/works/16818093073692218686
【ロートルの妖怪同伴世渡り記】【完結】
https://kakuyomu.jp/works/16817330666162544958





