表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
325/402

02・女はいらねえ

( ・ω・)そういえばルコルアのファジー・

ミモザ組を忘れていた(超適当)


日本・とある都心のマンションの一室―――


家主である黒髪セミロングの少女と、

欧米モデルのようなプロポーションを持つ

巨乳の金髪ロングの女性が隣り合い、


そしてその前には……


「じゃあ被告人もとい作者(ブタ)

 申し開きがあるのなら聞きましょうか」


『いったい何の話!?』


女神・フィオナの後に母であるアルフリーダが

続き、


「確か数週間ほど前―――


 思いっきり投稿を忘れ……

 定時(午前1時)どころか昼近くになった事が

 ありましたよね?」

(■10章32話

ある意味すでに妄想の餌食参照)


『え” しかしそれを今さら?』


すると少女の方の女神は首をふるふると

横に振って、


「いえ、人間誰しも間違いはあるでしょうから。

 その件については不問にするつもりでした」


「しかし先週の11章1話目―――


 投稿時間が5分ほど遅れた事を私は

 見逃しておりませんよ?」


母娘の指摘に作者は反発し、


『いえ、投稿自体は時間きっかりにしました!

 ですが新章という事もあり、11章1話目に

 するのが遅れただけでありまして!


 ていうか仕様変更もございましたし、

 むしろまだ手際よくやれた方かと……!』


作者は必死に言い訳を並び立てるも、


「てゆーか最近ちょっとだらけてません?

 体重も標準からすでに2kgアップしたん

 でしょ?」


「ちょっとその根性を直すために―――

 何か気を抜いた事をしたら翌朝足が()

 呪いでもかけておきましょうか」


『止めて!

 筋肉痛とかすごく治りが遅くなっているから!

 もう年でダメージとか回復とかがあああああ』


その叫びを最後に声は消え、


「それじゃあそろそろ……」


「本編スタートしますか」




│ ■ミイト国・首都ポルト      │

│ ■シンデリン(トーリ)家屋敷   │




「さて、と……

 フィオナ様、これからどうなさいますか?」


「……先ほどの神託で……

 だいたい、方針は決まりましたけど……」


ややトロンとした目付きにバイオレットヘアーの

長髪を持つ女性と、

日本人形のように無表情かつジト目の少女―――

トーリ財閥の姉妹、シンデリンとベルティーユが

確認するかのように口を開く。


「女神様一行が行かれた土地は……

 ほぼ調査されたと思って間違いないでしょう。


 なので今度はこちらから、というのは理解

 出来ますけど」


黒髪黒目の従者の少年・ネーブルも主人である

彼女たちに続く。


「まーね。

 それに調査が一通り終わったのなら、

 あちらも情報きょーゆーとその分析?

 に時間がかかるだろーし。


 だからスパイを送り込む事になったん

 でしょー?」


赤茶のツインテールをした獣人族の少女、

カガミも補足するように話す。


フラール・バクシア・シフドと話し合い、

そして最終的にはルコルアにいた、


『じゃあ今度はこっちから仕掛ければ?

 ちょうどいい2人もいるしー』


『ミ、ミモザ姉っ』


と、ミモザ・ファジー姉弟(してい)から出た意見―――


それは、調査・スパイとして同業者であった

トニック、ソルトの両名を送り込むという事で

あった。


特にミモザは溺愛しているファジーが、

この二人に誘拐されかけた事を未だに

根に持っているらしく……

今ではファジーが二人を擁護する事が多いという

逆転現象が起きている。


「でもって行き先が」


これまでに女神が活躍? した地域・国にあの

テクスとエクシルは現れていた。


ごく少数の偵察と考えれば、その二人だけに

調査を任せていたという事になる。

そして『哄笑こうしょうの魔女』・『落煌らっこう堕神だしん』とまでの

異名を持つ二名を派遣したという事は、


それだけ能力があり、本拠地から離れても

戻るだけの実力があったという事で、


つまり二人が調査に現れたところは、少なくとも

本拠地に近くは無いだろうと結論付けられた。


さらに未だ、女神が訪れた事のある国・地域で

彼女たちの出現が見られないのは……

マービィ国とオリイヴ国などがあったが、


こちらは小国という事もあり、他の手下か

それとも重要視されていないだろうとの事で、

調査対象から外れ、


今一度、限理神・マファーダが出現した

場所である―――

コザイ国から調べてみよう、という事に

なったのである。


「まあ、あの2人の調査結果を待って……

 今後の方針を固めるとしましょう」


そして彼女たちは待機という名の、

自由時間に入った。




│ ■コザイ国・某所 │




コザイ国辺境・洞窟の奥深く―――

限理神・マファーダが潜む地下基地で、


フォルド、ワーダー……

魔族らしい角を頭に持つ配下が(ひざま)く。


「ようやく完成したか」


限理神の声に彼らは頭を上げ、


「ハッ!

 小規模ではありますが、あの範囲内に入れば

 いかなる干渉も受け付けないでしょう」


「問題は、どうやってそこまで女神を

 おびき寄せるか、ですが」


与えられた任務の達成と同時に、今度は

次の段階への疑問について言上(ごんじょう)する。


「その事よ。


 テクスとエクシルの調査によって、

 あちらは思ったより戦力が充実している事も

 判明した。


 『バクシアの鬼神』『フラールの剣聖』―――

 さらに剣姫なる者までいると聞く」


そこでマファーダはいったん間を置いて、


「何より、あの『果樹の豊饒(ほうじょう)の女神』よ」


その言葉にフォルドとワーダーは顔を見合わせ、


「お言葉ですが」


「いかに『あの2人』の娘とはいえ」


聞き返す彼らを主人格である神は片手で制し、


「お前たちまでそう思うのだ。

 さすがとしか言いようがない。


 テクスとエクシル……

 あの2名の攻撃がほぼ通用しなかったそうだ」


「まさか」


話を聞いていたフォルドが思わず聞き返す。


「獣人族の少女が加担していたそうだが、

 それでも2対2。


 恐らくは異世界のものであろう装備だったと

 彼女たちは言っておる。


 そんな女神をここに連れて来るだけでも、

 骨が折れるであろうな」


次々と消極的な材料を聞かされ、二人は

沈黙するが、


「そこで、だ。


 どうも女神はこの世界で眷属とやらを

 作ったらしい。


 その1人とはすでに(つがい)となっていると」


「では―――」


今度はワーダーが先を促し、


「テクスとエクシルからの報告を見てから、

 そして実際に眷属とやらをその目で確かめよ。


 女神をおびき寄せる最高のエサに、

 誰がふさわしいか見極め……

 『招待』するのだ」


限理神・マファーダの言葉に二人は揃って

頭を下げ―――

その場を後にした。




「む? 眷属を調べて来るのか?」


「ああ。

 女神の『先客』として、こちらに連れて

 来る事も含めてな。


 それでお前たちに眷属について聞こうと」


魔族の男性二人は主からの命を受け、

まずは先行して調査に行っていた

テクス・エクシルの二人に相談に行ったのだが、


「アルプとファジーで鉄板です!!」


「第一眷属と第二眷属です!!

 あの2人をさらえば、確実に女神は

 来るはず!!」


なぜか他の魔族女性たちも加わり、


「いや、1人は女神の夫となったとも書いて

 あったではないか。

 それだけに守りも固いであろう」


「それより、第三眷属と第四眷属は女性だ

 そうだ。

 獣人族はともかく、そちらの方が確実に

 連れて来る事が出来ると思うのだが」


フォルドとワーダーは客観的に、任務が達成

しやすい方を提案したが、


「「「女はいらねえ!!!」」」


と、なぜか女性陣から熱い圧力を受け、

ほうほうの体でその場を後にした。




カシャ☆


―――女神フィオナ信者数:現在7544名―――



( ・ω・)最後まで読んでくださり

ありがとうございます!

基本、土曜日の午前1時更新です。

休日のお供にどうぞ。


みなさまのブックマーク・評価・感想を

お待ちしております。

それが何よりのモチベーションアップとなります。


(;・∀・)カクヨムでも書いています。

こちらもよろしくお願いします。


【ゲーセンダンジョン繁盛記】【完結】

https://kakuyomu.jp/works/16817330649291247894


【指】【完結】

https://kakuyomu.jp/works/16817330662111746914


【かみつかれた】【完結】

https://kakuyomu.jp/works/16818093073692218686


【ロートルの妖怪同伴世渡り記】【毎日更新中!】

https://kakuyomu.jp/works/16817330666162544958

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ