穢之endE 半信半疑
さすがにそれはないだろうと、半信半疑で穢之さんを見る。
そういえば厭紀さんを置いていって大丈夫だろうか?
「あ、ちょっと厭紀を呼んでくるから、待ってて」
しばらく待つと穢之さんだけ来た。
「どうしたんですか?」
「厭紀がどこにも見当たらないんだ」
私達は嫌な予感がして、別の神社を探しにいくことにした。
「どこにいけばいいんだろう」
右には人が蝋燭をつけたような灯りが見えた。しかし珠は左に進めといっている気がする。
でも私達は右にいくことにした。さっきまであったはずの人の姿がない。
不思議に思いながら、小さな本殿に入る。
なにやら不穏な雰囲気―――――
《人が来たのは何年振りか―――》
和服を着た黒髪の男が、部屋の中心に座していた。
「まさか本当にいたなんて……」
「どうしたの?」
穢之さんが訝しんでいる。彼には悪神の姿が見えていないようだ。
《吾は機嫌が良い……去れ》
「ここには何もないみたいだね」
穢之さんが言うので私達は去ろうとした。そのとき、裏から人が入ってきた。
「贄をお持ち致しました」
棺らしきものを持った人たちが、そこにおろす。彼等は私のことなど眼中に入っていないようだ。
蓋をはずすと、見覚えのある顔が蝋燭に照らされていた。
「厭紀!?」
私と穢之さんは驚く。まさか―――
《吾は人の姿を獲て、この世界に留まる》
「そんな……」
私達には神を止めるすべがない。
【バッドend・・急がばまわれ】




