「あの日僕がなくしたもの」
Re:「あの日僕がなくしたもの」
「死」という言葉を知っているだろうか?
「死」とは人の最後を意味する言葉だ。
そして必ず人が最後には「死」たどり着くという意味でもある
それでもだ、あいつの場合は死にたどり着くのが早すぎる
なぜあいつが死ななければいけなかったのかこれが「神さまのいたずら」ってやつなのか?
それなら俺が過去を変える。
あいつが笑って人生を一秒でもながく生きるために...
2012.02.09
その日は雪が激しく吹雪いてた。
その雪に心躍らせるもの、面倒くさがるものもいた。
どっちかというと俺は雪が降っているのが嬉しい側だ。
教室の窓から外を眺めるとまるで雪国のようだった。
「降り始めてまだそんなにたたないのにね」
今話しかけてきた子は俺の幼馴染で俺が好きな人、瀬奈 梓だ
「そ、そうだね帰るの大変になりそうだね」
と返答のは俺、時谷 結友が変だけど気にしないでくれ
「結友、今日一緒に帰れる?」
俺の回答は即答だった
「うん」
この二文字だけの返答、それが今の俺にできる精一杯の返答だった。
‐放課後‐
「わあーすごく積もったね」
「そ、そうだね転ばないように手でもつ、繋ぐ?」
「え、..うん」
いよっしゃあぁぁぁぁぁああ!!!と心の中で叫びガッツポーズした
そしてもう今日のお別れの時間が来てしまった
「あ、私の家ここだから。一緒に帰ってくれてありがとね」
もうお別れの時間かそれなら...
「ちょっといい?」
「なに?」
俺は思い切って言う
「梓、お前のことが好きだった付き合ってください」
「私もあなたのこt..」
梓が話始めようとしたとき悲劇は起きた
雪でスリップした車がこちらに突っ込んできたんだ
そのあと救急車で俺たちは県で一番大きい病院へと運ばれた
-END-