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もう...終わりにしよう
前座
やっと終わりが始まる
12月26日
いつでも殺せる
ポケットに隠したナイフを握りながら
どう殺すかを考えてる
やはり彼女の目の前か
お前が過去にやったことを半分だけ
返すだけだ...
最後の日記も書いたし
俊介にも別れのメールをしたし
もう俺のワガママは
最後だから
息を吐くと白い煙がフワッと口が出てくる
あいつが部屋のドアを開けた瞬間に
入り込むんだ...
そんな事を考えていると、携帯電話から
音が鳴っているのに気付いた
音量を大きくしてたのを忘れていた
うるさいな
と思ったら俊介からか...
俺は電源を切った
そんな事をしていると
あいつの部屋のドアが開いた
あの傘の...俺が父さんにあげた傘を
何故あいつが持っているのかを聞かなくては!
俺はその後どうやってあいつを
縛りあげたのかを覚えていない