表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ジェネラルストア  作者: しおん
ジェネラルストア
4/20

4


「簡単そうな依頼に見えるけど、そんなに大変そうなの?」


最上級生の余裕なのか未知の性格なのか、のんびりとした様子で口にする疑問は純粋なもののようで深波は返答に困った。俗に"いわくつき"なんて呼ばれている物の可能性もあるのに、それがどうしたの?とでも言うようなケロリとした態度だからだ。


「だってここに依頼がきている以上、ただのネックレスのはず無いでしょうよ」


困惑した表情の深波に、いい?そういって未知は人差し指を立てた。


「それが徳川埋蔵金でも飲みかけのペットボトルでも、それ相応の対価を頂いて預かるのが私たちの仕事。それがどんな物なのかきちんと裏は取らせてもらうけれど、法的に問題のある物でない限り引き受ける。入部の時にそう説明したはずよ?」


それは深波だってよく知っていることだ。


信用のため、信頼のため、ジェネラルストアは依頼された仕事はぼぼ全て引き受けている。未知が先ほど説明したように、殺人だとか強盗だとか法的に問題のある物でない限りは必ずだ。


「たった1日預かるだけじゃない。それにどんな手段を使ってもいいのでしょう?」


そして未知は極め付けにこう言った。


「それならカンタンなお仕事よ」


得意げにウインクを決めた未知に、深波は空いた口がふさがらなかった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ