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めっちゃヒマ(城内廊下にて)


閣下を先頭に大広間から引き上げる私たち。


リッたんの腕に巻きついて現状を嘆く!


「もーやだぁ〜なんであんな不機嫌なわけあのメンズ〜」


もうマジで超やだ!絶対お説教コースじゃん!でもキレてるリドもカッコいいペロペロ〜♡あ、やべ違う感想混じった。


ぽてぽて歩くリッたんは、私がさっきあげた非常食(おやつ)をもそもそ食べてる。


「リッたんお腹だいじょぶ?」


この子見かけによらずめっちゃ食べる子だから心配だ。


「ムリ…」


きゅるるるるるる〜…


リッたんのお腹がSOSを出してる。かわいそうに!こんな、国で1番恵まれた場所にいるというのに飢えた美女が1人‼


「マジか。…あ、ちょっと2人とも待ってー‼閣下ー‼リドー‼」


だいぶ先を行ってるメンズ2人を呼び戻す。あいつらムダに足長いから歩くの速いんだよね。


「…さっさと来い。シュリ、話しがあると言っただろう」


ガンとばしたってコワくないよーだ!はいシカトー。はいイケメーン♡


「リッたんがお腹空いたって」


「無視するな。というか、ここに来る前……さっき食べたばかりだろうが」


「足りぬわ!育ち盛りの女子なめんな!」


えっへん、と胸を張ったらリドにため息吐かれた。


きゅるるるるるるる〜……


あぁ!こうしてる間にもリッたんのお腹が!腹ペコりんに!


「女子が腹減らしてんのに!リドのケチー!チャラ男ー!イケメーン‼」


リドのお腹をポカポカ叩いてやった。急げばか!なにニヤついてんだばか!かっこいい!!


「…レイス、執務室に2人分の食事を準備させろ」


私たちの様子をリドの後ろで静観していた閣下は、リド以上の盛大なため息をついて近くにいた侍女に何事か指示していた。


ん?ここまでひと言も(腹以外)しゃべってないリッたんはどうしてるかって?


近場の壁に寄りかかって、どこからか取り出した愛用のDSに集中していらっしゃいますよ☆

会話に飽きちゃったのかな?ww


リッたんフリーダム‼\(^o^)/ヒューヒュー‼


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