今なにしてる?(大広間にて)
―――――………カコカコカコカコ
「ぇー、で、あるからして、王である余の計らいにより我が国としては」
―――――………パシャッ
「…またそなた達の功績に伴い」
―――――……「あ、ブレた」
「…………第2王子の妃…に」
―――――……ピロリン♪
―――――……「撮れたよン」
「…………滞在を…許…す…」
「シュリ画像送っ、
ゴゴンッ!!!!
「「痛~~~ッ!!!」」
簡単に言おう。
宰相閣下が脇に抱えてた分厚い本(※辞書かってくらい極太ハードカバー)が振り下ろされた。
「いっったー!!!マジ痛い!クソ眼鏡!!!」
スパンッ!
リッたんの暴言に今度は平手が舞い、頭をはたかれる。
「「~~~ッ…!」」
なんで私まで!(泣)
「黙って聞いていればぬけぬけと…。動物でもまだ大人しく話を聴けるでしょうね。貴女方がどういう教育を受けてきたのかは知りませんし知りたくもありませんが、陛下の御前でみっともない行動は控えなさいこの馬鹿娘共」
――次ふざけたらコロス。
閣下のアイスブルーの瞳はそう言ってました。ガクブル。
*
ゴホン、と陛下がわざとらしく咳をして場を改めた。
「あー、まぁつまりだな、しばらくはリディアスの妃候補とその学友という立場で滞在するように」
「「はぁい」」
「うむうむ。元気でよろしい」
陛下ニコニコ。
優しそーなオッサンだ。
マジでうちの学校の校長先生みたい。話長いとこも似てる。
ちなみに陛下はリディアスに似ていない。主に頭が。ピカピカのツルツル。大広間のシャンデリアの光が反射してピカッている。
隣にいる超絶美人が奥さんの王妃様らしい。
確実にリディアスと血を分けている黒髪美人さん。
シュリ「なんで…」
リツ「セレブにはセレブの理由があるんだろうね」
思わずこぼれた私のつぶやきには、リッたんが大人な答えを教えてくれました。
男共は何のやりとりか分からず黙っている。
王妃「ホホホ、残念。愛ですわ」
シュリ「!!」
リツ「!?」
まさかの恋愛結婚らしい。
ちょ、その過程詳しく!ヽ(゜Д゜)/ww