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いつもの場所で
数年後――。
久しぶりに集まった生徒会メンバーは、かつての生徒会室で懐かしい時を過ごしていた。社会人として忙しい日々を送る中、それぞれの道を歩みながらも、この場所に戻ると不思議と心が安らぐ。
「澪ちゃん、まだ僕のことすき?」
楓が笑顔で問いかけると、澪は呆れたように肩をすくめた。
「たりめーだろ。」
「よかった。私も好きだよ」
「何だよ急に」
楓が照れ隠しのように笑う澪の手を取り、そっと恋人繋ぎをする。その手は以前と変わらず温かかった。
碧と大地も加わり、笑い声が絶えない時間が過ぎていく。かつての生徒会室は、これからも彼らにとって特別な場所であり続けるだろう。
新しい季節の訪れとともに、彼らの物語はまた新たな一歩を踏み出す。




