カノジョ(仮)6
宇宙で人型兵器で戦う未来。
戦火の中で巡り合った少年パイロットとGカップのお嬢様。
戦後、大戦の英雄として軍の広報活動に協力させられる二人であったが・・・
ナナミ君の部屋。同棲生活みたいになっているミナミちゃんを抱きしめ、
(いっしょにいると楽しいし、こうして抱きしめると暖かい。オッパイも大きいし。寝相が悪いのと寝言がちょっと・・・)
「ナナミー、すけべえ!朝から、よしてよ、ね」
太平洋をうろちょろしている空母カーマストラー。
人型兵器スコルピオンに大気圏内用飛行ユニット『ジェットグライダー』を装着しての着艦訓練を終え(若干名、海に落ちたが、機体の損傷は軽微らしい)て、部屋にもどり、服を脱いだナナミは、
「ミナミちゃん、お風呂入ろ」
まだ隊服姿の女の子は、
「こっち来て、そこすわって」
ゆかに正座させられたナナミは、
「なにかボクやった?」
「けさ寝言でビビアンとかドリアンとか言ってたけど、どこの女?」
「リリアン。ボクが地球に落っこちたことあったでしょ」
「摩擦熱で溶けると思った。スコルピオンXにあんな機能があったとは」
「Xは実験機で、びっくりする機能がテンコ盛り。で、地球に不時着したらネオフィリピン。そこで偶然知り合った敵のパイロットがリリアン。特別な訓練を受けたジャイアントイービルの操縦者」
「ジャイアントなんとかって月面で出てきた、ビーム出しまくるアレ?」
「拡散核融合砲とか、よしてよね、だね」
「あんた敵パイロットとヤったでしょ?」
「ヤってません」
「即答するところがあやしい。調べればわかるんだから」
「MPみたいだ」
「キスしたでしょ?コクピットの中で胸もみながら」
「なぜわかったの?」
「あたしがさんざんやられてるから」
(おわり)