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*Twitter* 【#140字小説】

*Twitter*【#140字小説】No.121~130

作者: july❀

No.121【#米国産】


残留農薬、添加物、偽装。食品問題を見て見ぬふりするのは、もうやめよう!てことで、嫁が健康思考になった。「国産のものでも何食わされてっか怪しいけどな。」「なるべく地産地消よ!」まぁ、良いことだから、つきあいますよ。「これはダメ!」「なんで?」「ベイ100%だから。」コメな。わざとだろ。



No.122【#解読困難】


これは、もしかしてパラレルワールドに来てしまったのか?僕は我が目を疑った。いや、何か出生の秘密でもあるのでは…?〈ちあんとやとる〉暗号か?そうだ、その前の父とのメールのやり取りを見返す。〈からだのちようしば、どう〉いつから九州男児になったとばい。無理にメールしないで電話でいいよ。



No.123【#ごめん遅れそう】


外国人の友達が、日本語を覚えたいからって、メッセージのやりとりを日本語でやり始めた。熱心で感心するけど、たびたび戸惑うんだよね。〈あはよう〉おはよう、か。なんだか陽気で良いか。〈まてる〉うん。待ってる、だな。いやぁ…〈こめをあきれそう〉って、何語?てか、何事?日本語ぽくて不気味。



No.124【#お疲れさま】

https://youtu.be/dj8k4sz85ys?si=Zz4A8r_UqLNH5scL


「…なぜ、胡桃を買ってきた?」「は?買ってこいって言ったじゃん?」うん…「私、"おくるみ"って言ったよね?」「だから」チッ…「赤ちゃん包むやつだよね?優しくふんわりと!」「え、マジで?てっきり胡桃のこと丁寧に言ったんかと思って…」だったら"様"もつけとくべきだったな。おクルミ様…な?



No.125【#お腹を大切にね】

https://youtu.be/1tyAGtQ7FFU?si=qJx7F5F8muLwb7SG


お腹に障るから絶対安静…連絡が入り、娘夫婦宅に駆けつけた。「お義母さん、急にすみません。」「どうしてこんなになるまで…」「俺がついていながら…」「何人めぇ?」「焼肉8人めぇっす。1人で。」アホか。「あ、お母さん!お腹破れそぉ~!」「あんたねぇ!私、誘われてないけど!?」…あ、うん。



No.126【#この国の働き方 #懐旧型】


52年もののチー子は自分が大好きだ。幼少期から「可愛い可愛い」と愛され、自信を持って生きてきた。結婚、出産、離婚を経て、ひとり親となったチー子は、愛されてきた自分を守る為、過去にすがりついている。だから服装がどことなくメルヘンで、どことなく古い。今の自分に合った服選びに臆病になる。



No.127【#如何にせむ】


なぜ、いないの?あなたがいなくて、私はどうしたらいいの?なぜ、私は気づけなかったのだろう。そこに居てくれると思ったあなたは、前の人の元へ行ってしまったんだね。後悔先に立たず…呆れるね。それでも解決策はないか考えて見つめている。私に必要なのは…芯じゃない。ペーパーない!予備もない!



No.128【#女子力高め】


「夜遊びサイコーッ!」とか言って調子に乗ってるんじゃねぇ!って…若かりし頃の俺に言ってやりたいね。不摂生の蓄積がたたり、身体を壊し入院…通院を繰り返した。まだ40代なのに、酒もタバコも女遊びもできず、粥と味噌汁、愛猫とじゃれて、今じゃ仏のような日々を送ってるよ。…美肌の日々に感謝。



No.129【#無の中】


黒か白かわからない渦に飲まれる感覚です。この時、白衣の先生に「若年性アルツハイマー病です。」と言われて黒でした。その時、目の前の白は「若年性アルツハイマー病です。」と言ったと思います。次の時、この人は誰だろう?何かを言われた気がして白でした。私の頭は光の中に吸い込まれていきます。



No.130【#恋は盲目ワイ瞠目】


混雑した電車って無理。ガタンゴトンコツン。まただ。さっきから…電車が揺れるたびに学生さんバカッポがイチャつきやがって彼女のバッグがオバチャンにバコンバカン当たってるんですけど?あぁん?バカんっ地味に痛てぇんだよ!ヒソヒソ…「睨まれた」「きっと寂しい人なんだよ」図星…て、ほっとけ!

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