7:面接
部屋の中に入るとまぁ普通の部屋だった。
一人用のベッドが三つあって過ごしやすそうだ。
「二人とも荷物置いてご飯食べに行くわよ。」
宿の下に着き、女将さんにどこでご飯が食べれるかと聞く。
女将さんは「ここで食べられるよ!」と言ってバーバラちゃんに案内を頼んでいた。
バーバラちゃんに案内された場所はカウンターのすぐ横の部屋だった。まさか酒場がここにあったとはね...しかも人が多くない。もしかして他に酒場あるのかな?
私と息子達が適当に空いてる席に座るとバーバラちゃんがオーダーを取りに来た。
「いらっしゃいませー!ってさっきのお客様だ!おすすめは蜂蜜と他の調味料で味付けした揚げた鳥のセットだよ!」
唐揚げ系かな?響きがおいしそうだよね。
「それでお願いするわね。」
「俺も!」
「ボクも。」
結局みんな同じだ。
ちょっとしたら運ばれてきた。
パッと見た感じ手羽先だ!前世、手羽先とビール好きだったんだよね!
それに、マッシュポテトみたいなやつとザワークラウト的なものもセットに入っていた。
お酒が欲しい...これはお酒にあうでしょ...絶対に!
でも、子供たちがいるから今日はやめておこうかな?
「う、うめぇ...」
「お母さんこれ、すっごく美味しいよ。」
「あら、そうなの?お母さんも食べてみようかしら。」
一口食べてみると凄く美味しかった。
何度も言っちゃうけど...絶対お酒に合う。
お酒を飲みたい衝動を我慢しながら夕食を済ませ、部屋に帰った。
子供達は部屋に入るや否やベッドに倒れこみ、すぐ眠ってしまった。
今日いろいろあったよね。疲れるのも分かる。
「クリーン」
二人に魔法をかけて自分にもかけてその日は寝た。
朝起きると子供達はまだ寝ていた。
今日は大事な日だから...これかな。
王都を出る前に小さめの服屋に行って先生が着るような服を選んでもらった。
選んでもらった服は濃い緑色とクリーム色を使ったお堅い感じのドレスだ。
「クリーン」
床に置いてある自分の服と立っている自分な魔法をかけた。
声を出さないで魔法を唱えると普通、使う魔力量よりちょっと多めに消費するので、できるだけ口に出して唱えることを心掛けている。
「お母さん?」
キースが起きたようだ。
リロイは...まだ全然気が付いてない。
「お母さん仕事探しに行ってくるわね。お金テーブルに置いておくからお腹が減ったら二人で食べるのよ?夕方前には帰ってくるわね。」
私が話しをるとすぐまた寝なおしていた。
下に降りるとオリバーさんが待ってくれていた。
「おはようございます。お待たせしました。」
「全然まってないですよ!俺もさっきついたばっかりなんで。あっ、学校はここの近くにあるんですよ。あと、そのあとにギルドに行って家を見に行きませんか?ここに住むんだったら早めに家を見た方がいいと思うんですけど。どうですか?」
そうか...家のこと全然考えてなかった。
子供達も宿で暮らすより家ある方がいいよね。
「そうですね。そうしましょう。」
宿を出てしばらく歩くと学校があった。
看板にでかでかと学校って書いてあった。
「ここ昔、宿だったんですけど人が少なくて主人が隣町に引越ししたんですよね。それで、ちょっと改装して学校にしたんですよ。」
「そうなんですか。」
オリバーさんに案内されて学校の中に入った。
学校の中に入ると私と同い年ぐらいの優しそうな男の人が待っていた。
「おはようございます。彼女がおじいさんが言っていた方ですよね?」
手を差し出された。その手を握り自己紹介をする。
「エカテリーナです。息子達とこの街に来ました。」
「僕の名前はアルフィーです。よろしくお願いします。座って話しましょうか。」
アルフィーさんについていくと教室の中に入って行った。
「では、ここで座って話しましょう。」
そう言い私に椅子を引いてくれた。
「ありがとうございます。」
アルフィーさんも反対側の椅子に座った。
「僕は子供達に計算と経済と農業を教えています。エカテリーナさんは子供達に何を教えることができますか?」
「私はマナーと魔法と剣術を教えることができますわ。」
アルフィーさんはびっくりしていた。
まぁこんな見た目の女、あんまりアクティブそうに見えないよね。




