5:町に着いた
しばらくすると馬車を操縦してる人がこっちに向かって手を振っていた。
おじいさん達もその人に向かって手を振った。
「おぉ!あれじゃ!アレがワシの息子じゃよ!」
「叔父さんだ!オリバーおじさーん!」
女の子のお父さんじゃないのね。
馬車が近くまで来た。
「とーちゃん!かーちゃん!アマンダ久しぶりだな!」
「久々じゃなオリバー!あとお前さんが募集中って言ってた先生も連れてきたぞ!」
おじいさんはそのオリバーさんを見てニカッと笑って私の方を指さした。
「このお姉さんが就職先探しててのう、先生したいって言ってたから連れてきたんじゃよ!なかなかの魔法の使い手じゃったぞ!」
「初めまして、エカテリーナです。こちらは息子達のリロイとキースです。」
「よろしくお願いします!」
「よろしくおねがいします。」
オリバーさんは私を見ておじいさんみたいにニカっと歯を見せてきた。笑った顔がそっくりだ。
「よろしくお願いします!俺の名前はオリバーです!今から行く場所でギルドの受付をしてます!」
ギルドがあるんだ!へぇー!お父様から野蛮人しかいないような場所だから行ったらだめって言われてた。そういうのお父様の偏見だと思うし。せっかくだから行ってみたいな。
「じゃ!皆、馬車に乗ってー。そんなに遠くないから。今、移動すれば真っ暗になる前につくはず!」
どうやら今から行く場所はここからあまり遠くないようだ。
またみんなで馬車に乗り揺られていた。
道も田舎にしてはよく整備されててあまり大きながない。
お尻が痛くない、素晴らしい。
外は暗くなったけどまだ道は見える。
「みんな!ついたよ!」
アマンダが嬉しそうに皆に告げた。
本当に真っ暗になる前についた。
オリバーさんが言った通りあんまり遠くないんだね。
今日は宿に泊まろうかな。
「あの宿ってどこら辺にありますか?」
「宿は、そこよ。蜂蜜亭って言ってね。蜂蜜の料理がおいしいのよ。」
蜂蜜がおいしいのか...
早く食べてみたいな。
「わかりました。今回の旅でいろいろと助けていただいてありがとうございました。」
おじいさん達にはいろいろ助けてもらった。感謝しないと。
「ありがとうございました。アマンダちゃんまた遊ぼうね?」
「ありがとうございました!学校で会ったら一緒に勉強しような!」
「うん!またね二人とも!」
子供達も仲良くなったようだしおめでたい。
「なーに言ってるんじゃ!ワシこそいろいろと感謝しておるぞ!」
「えぇ。エカテリーナちゃんがいたおかげで安全に旅できたわ。明日、オリバーにお迎えに行ってもらうから安心してね。」
しばらく話をした後におじいさん達と別れた。
明日の朝オリバーさんが迎えに来てくれるらしい。顔見知りが迎えに来てくれると安心する。
「さぁ、リロイ、キース、蜂蜜亭に行きましょう。」
そう言い宿に向かって歩いて行った。
宿に着いた、さっきの場所と近くてよかった。
カラン
「いらっしゃーい!この村唯一の宿だよー!」
なんか分からないけど笑いそうだ。
「こんばんわ。親子三人できましたけど、皆で泊まれる部屋はあるかしら?」
「ありますよー!うちの看板娘が案内するので待っててくださいね。バーバラ!お客様よ!」
宿の二階から女の子の返事をする声が聞こえた。女の子は一回に降りてきて私の荷物を持って二階に上がった。
「奥さんこっちだよー!この部屋ベッドが三つあるからね!ごゆっくりどうぞー!」
そう言って私に鍵を渡してきた。




