14:友との晩餐会
「ここが私が住んでる家だ。」
私が住んでいる家の前につく。キースが家の庭で魔法を練習していた。
「ほぉ!アレがお前の息子か!似てないな!お前と違って話しかけやすそうじゃないか!」
話しかけづらそうで悪かったな。まぁ、それでも最初に私に話しかけてきたのはお前の方だけどな。
学生時代、剣の練習をしているとコニーがいきなり話しかけてきて、それからの付き合いだ。
あの頃のこいつは...まだ髭がなかったな。懐かしい。
馬車から降りてキースに声をかける。
「キースただいま。」
「ママーお帰りなさーい。」
そう言い魔法の練習を止めて私に抱き着いてきた。
キースはこの家に引っ越してから数週間たったときに私を「ママ」と呼び始めた。マザコンっぽい呼び方だけど大丈夫だろうか?
「えーっと、ママこのおじさんママの友達?」
「学生時代からの仲が良い友人よ。」
キースは私を放しコリーの方に顔を向けた。
「初めまして。キースと申します。宜しくお願い致します。」
そう言い軽く頭を下げる。
「ほぉ!礼儀正しいな!流石お前の息子だ!俺の名前はコリーウェルだ!公爵だが気軽にコリーおじさんと呼んでくれ!本当のおじさんだと思って接してくれ!よろしくな!」
相変わらずだな。
「わかった。コリーおじさん。」
「がははっは!お前と違ってフレンドリーで可愛らしいではないか!」
「悪かったな。話しかけにくそうで。」
キースが何かを思い出したように私とコリーに話しかけてきた。
「リロイ兄さんが夕食用意終わったから早く来いって言ってたよ。」
...そう言ってたのに君は魔法の練習をしていたのか。
「ご飯か!俺も食べていいのか!?」
「せっかく来たんだ。食べていきな。」
「おぉー!親友の息子の手料理を食べられるのか!俺は嬉しいぞ!」
うるさいな...
家に入るとリロイが食卓に座って待っていた。
「キース!何回呼んだと思ってるんだ!ご飯が冷めただろ...ってお母さん!いつの間に帰ってきたんだ。...あれ、お客さん?」
「お母さんの友人のコニーだ。コニーおじさんと呼んでやれ。」
「おぉ!君がもう一人の息子か!俺の名前はコニーウェルだ!おじさんだと思ってコニーおじさんと呼んでくれ!よろしくな!」
コニーの迫力に押されたのか、リロイはびっくりしている。
「よ、よろしくお願いします。俺の名前はリロイです。お母さんのもとで治癒師をしています。」
「敬語はなしだぞ!」
「お、おう。」
なんだろうか...なんかリロイとコニーが並ぶと面白い。
グゥウウ
「...え、えへへ。お腹すいちゃったな。」
キースの腹がなったのでご飯を食べるとしよう。
今日はローストされた鳥と蒸した芋に野菜スープとサラダか。美味しそうだな。
「うまそうだな!これリロイが一人で作ったのか!?」
「まぁな。俺、料理好きだから。」
「俺の娘にもリロイを見習ってほしいな!ガハハハハ!」
こんなにうるさい夕食は久々だ。学生の頃が懐かしい。
他の友人達も元気だろうか?久々に手紙書いて送ろうかな。




