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9:元侯爵夫人の幸せ。
「皆、準備が終わったらお母さんのところに来てね。今日引っ越しするわよ。」
そういうと子供達が荷物をカバンに詰めていった。
私もさっき出しっぱなしにした荷物を適当にカバンに詰め込んだ。
子供達も準備が終わり私の方に寄ってきた。
「さぁ、行くわよ。」
魔法を唱える。
「移転」
一瞬でさっきの家の前に来た。
「二人は家の中を探検しておいで、お母さんは宿の代金を払ってくるわね。」
そう言って子供達を家の中に送ってからもう一回宿に移転した。
カウンターの方へ行き代金を払いそのまま外に出た。
適当に人がいない場所を探してまた移転を使い家に戻る。
家に戻ると子供達が家の中で走っているようだ。
なんか...幸せだな。
子供たちの笑い声と足音だけで、こんなに幸せになれるものなんだね。
このままずっと幸せが続けばいいのにな。




