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みのりちゃんの将来設計

「はぁぁ~~──……」

「ん? どうしたん?? 深い溜息なんかついちゃって」

「いえ、私って学生の割に稼いでいる方じゃないですかー」

「ま、時給換算したら全国上位だろうね、確実に」

「それなりに稼いでいる筈なのに、お金が全く貯まらないんです。どーしてかなって……」

「……どー考えても散財し過ぎだろうからね。いっその事、何か積み立てでもしたら?」

「はい、月5万くらい本気でやろうかなーって」

「お、凄いじゃん。仮に5万を20年やったらゼロ金利でも1200万だね」

「──! そんなになります??」

「仮にこの商品だったら、こうなるね」

「──! こ、これは……将来子供を海外留学させて、ついでに私も世界一周くらいしてもまだ余りそうじゃないですか!」

「今から始めると……満了時まだ40歳か。いいねぇ、若いって」

「……やる! 積み立てやります!! 正直5万くらいだったら1日働けばどうにかなりますし、私みたいな人は強制的に何かとられないと貯められそうにないですし」

「ほほぉ、その日暮らしの代名詞、みのりちゃんが一体どういう風の吹き回しで?」

「わたくし、もう二十歳になるんです。 もう若くないですからね」

「まぁ……十分まだ若いと思うけど、今から金融に関心持つ事はいい事だよ。偉いねぇ、感心するよ」

「えへへ♪  あ、実はこないだ簿記1級の資格、合格しましたー!」

「おぉ、おめでとー。凄い凄い!」

「えへへへ♪」



──褒められ大好きみのりちゃん、上手く誘導すれば真人間になる日も近い…のか??

※次話公開は9/25 0時頃です。

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