J●で違法風俗店に所属したきっかけ
「んと、変なこと聞いていい?」
「え? いいですよー。何ですか?」
「風俗雇って貰ったって言ってたけど、出会い系喫茶みたいに店の付近ぶらぶらしてたら声かけられたの?」
「あ、いえ、ネカフェでオテテの仕事している時に、ある人が風俗のが効率的に稼げるよって誘われて、その人の通ってたお店紹介して貰って、それで雇って貰いました」
「へー、いくつの時?」
「あ、15の時です♪」
「……まさかと思うけど、それって中学──」
「ご想像にお任せします♪ 多分、ジュンさんが想像した通りです♬」
「ぅわ……ちなみに、みのりちゃんだけだよね? その年代の子は」
「いえ? 私よりも──」
「いや、もう聞かなくていいや。想像以上に危ないお店ってのは分かったから」
「え~、いいお店でしたよ~。お店のスタッフもみんないい人でしたし♪」
「そ、そう…‥ま、その辺にして──その紹介してくれた人は今でも常連さんなの?」
「いえ、その人ストーカーさんになってしまって、最終的に警察にお世話になって、私に近づけないようにして貰いました」
「うわ……ディープだね。普通そういう経験したらもう足洗うとか考えるのが普通じゃない? よく辞めずに続けたねぇ」
「んー、結局解決しましたし、最悪ストーカーさんが出来ても警察いけば対処してくれる事分かりましたから。ま、いい勉強になったかなーってな感じです」
「うぅ、強いね──」
「お金を人並み以上に稼ぐ為ですから、これくらいでへこたれませんよ〜♪」
──他にも色々きっつい経験をして乗り越えてきているであろうみのりちゃん、この年にしてダイヤモンドよりも硬い強い心を身につけていたのでした。
※次話公開は9/23 0時頃です。