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「援して何がいけないの?」~闇に舞い降りた天才援交少女~  作者: ジュン
第一章~禁じられた遊び~
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リピーター獲得講座♪ (1)

※どこかの会議室でもなく、いつものネカフェ内です。


「さて、次の人までちょっと時間あるから、今日はリピーター獲得の為の講座を開こうか」

「はーい、先生~、よろしくお願いしまーす♪」

「お、優等生の顔になってるね。エライ、エライ♪」

「伊達に●●大生じゃないですから♪」

「んじゃ、始めるよ。まずは──お客様の心理について。みのりちゃん、普段プレイ終わった後、お客さんにメッセージ入れてる?」

「?? プレイ後は何もしてません」

「ま、普通そうだよね。でも、実は俺がアポ取った人にはこんな風にやり取りしているんだよ、ほれ、見てみ?」

「──!! こんな事してたんですか? ぅわぁ……みんな文見ただけでもみのりちゃんにハマってるの分かります」

「で、これをやった成果が、今日のスケジュールね。12件程アポ入れてるけど、これ見て気づく事あるかな?」

「えーっと──あれ? みんなもしかしてリピーター?」

「正解! 今日は全てリピーターだから募集はかけてないんだよ。もう少し顧客数が増えたら、募集かける事なくリピーターだけで成り立つようになるかもね。優良客相手ならストレスも激減するでしょ?」

「すごーい!! さすがネカマの帝王です♪」

「──! ちょ、何、そのネカマの帝王って……」

「そのままじゃないですかー、ほら、この文なんて女の子以上に女の子してるじゃないですかー。私でもこんな女の子の文書けませんよ~」

「ま……脱線しそうだからその辺にして、ここまでやる必要はないかもだけど、終わった後に一文、今日はありがとメッセージ入れると入れないとではガラリと印象変わるから、参考にしてみて」

「はーい♪」

「次、名称について。出来るだけ自分の名前を呼ばせる様に、そして相手の名前を読んであげる様に、だね」

「そういえば、みーんな私の事、みのりちゃんとかりえちゃんとか名前で呼んでますね。これも、もしかしてジュンさんが──」

「そうだよ。名前を呼びあう事で親近感というか距離感がググっと縮まるでしょ? 恋愛でも何でもこれは有効だろうね」

「なるほど、言われてみれば確かにそうかも」

「で、ちょっと応用して、例えば手とかオナ見とかの時に相手の名前を言ってあげると興奮していつもより早く逝く可能性が高いね。●●さん、気持ちいいですか? みたいな」

「上手い! ジュンさん、それ採用します!!」

「お、みのりちゃん、飲み込み早いね~。そんな風に何か言う時に相手の名前を付け加える事を癖付けるといいね」

「じゃ、わたくしめも一つ♪」

「ほぉ……何?」

「……わたしの事、本名を呼び捨てで呼んでみて下さい♪」

「え? ユ、ユキ……ぅわ! はずかし////」

「ね? これもテクニックです♪ 名字で呼んでいる人に下の名前で呼ばせるとか、こちらもそうするとか、ドキっとさせて興味をひく恋愛テクニックです♪」

「……流石は小悪魔」

「ふっふっふ♪ 後は~~、こーんな風にジュンさんの肩に頭を乗せて~、上目遣いで見つめて~」

「わ……ちょっ/// ──って、これ単なる恋愛テクニックでリピーター獲得からかけ離れてるし!」

「wwwwww」



──今日も平和な一日でした……

※次話公開は9/21 22時頃です。

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