表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「援して何がいけないの?」~闇に舞い降りた天才援交少女~  作者: ジュン
第一章~禁じられた遊び~
80/167

みのりちゃん、嫌われ男講座

「──こういうみみっちい人、嫌いです!」

「どれどれ?…今日は会うだけ、1,000円で、気に入ったら改めてお願い──だと?」

「実はさっきコンビニいくついでに顔見て来たんです」

「どうだった?」

「お前に女を選ぶ権利なんかない、このハゲ野郎! って感じ」

「ぅわぁ……」

「ただ、私は外見はあまり気にしません。が、こういうみみっちぃセコい男、大嫌いです!」

「まぁ、誰でもそう思うんだろうね」

「あと、食事とか誘うのはいいけど、気合入れた服着て来るな、仕事着で十分だ! とか」

「ほぉ、それはどうして?」

「別にどんな仕事していようが関係ありません。ありのままで十分です。どんな仕事でも胸張って堂々して貰った方が気持ちいいです」

「まぁ、分かる気するかな。要するに自分の仕事に誇りを持て、と」

「そう、そうです! ま、逆にあまり自慢タラタラの人は嫌ですけど」

「ほぉ、難しいね」

「ある程度成功されている方は、自然に自信がみなぎってますから。そういう人が逆に謙虚だと、キュンって来るかな?」

「……俺はどうなの?」

「ジュンさんは隠しすぎ! 最初、月収知った時、一番驚きましたよ!」

「ま、まぁ……あ、あの時は出来過ぎだったから。あ、あれは特別な月ね」

「って、特別だったとしてもあの月収は目が点ですって。普通の人の平均年収の何倍? なのにそれをひた隠しにして稼げないフリして! 車までわざわざ中古車ですし! あの時、偶然知る事出来ましたが、ホント騙されましたよ! 私が──」

「ま、まぁそれはおいといて──後はどんなのが嫌なの?」

「馴れ馴れしい人とか、ダメです」

「──ん? そういうノリもNG?」

「年が近い人でも年がかなり上の人だろうが、紳士であるべきです。レディファーストの精神、見習うべきです」

「なるほど、ね」

「とにかく、細かい事は気にしないでポーンとお金くれて優しくて紳士的な人が理想です」

「確かに、好印象な人は次回は何らかのサービスとか値引きしたくなるもの、ね」

「みんな共通ですよー。あ、後は早い人がいいです。手が疲れないから♪」

「……後はおしっこ、ね」

「良く分かってるじゃないですかー、さすが私専属マネージャーさんです♪」

「──え? いつの間に俺は専属マネージャーになったの? 初耳だけど……」

「え? 今決めました♪ 大出世ですよ~、光栄に思って下さい^^ また臨時ボーナスあげますね~。はい♪」

「ありがと……って、これネカフェ内で無料のいつものリアルゴールドじゃ──」

「いーえ、違います♪ 炭酸水にわたしのおしっ──」

「結構です!! ……んとに、油断も隙もあったもんじゃない、この変態娘は……」

「え~、せっかく上手く作れたのに~……次のお客さんにあ~げよっと♪」



──いつもながら最後がグダグダになるみのりちゃんでした。

※次話公開は9/21 21時頃です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=618303256&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ