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「援して何がいけないの?」~闇に舞い降りた天才援交少女~  作者: ジュン
第一章~禁じられた遊び~
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顧客管理

「(カタタタタ、ターン!) よし、出来た!」

「え~、何が出来たんですか~?」

「取りあえず簡単なデータベースとメールラベルの統一を、と思ってね」

「???」

「取りあえず今日までで1,000件近くの問い合わせあったじゃん。で、実際に来た人、具体的に思い出せる?」

「え、えーっと……印象に残った人は覚えてますけど、半分も覚えてないかも」

「それって勿体ないな、と思ってね。まずは顧客データベース作って、記録に残しておけばリピーター獲得に役立つ筈だから」

「ほー……」

「で、何日かやってみて、一番ウザいのは冷やかしの人じゃん? その人にラベル振って自動的に迷惑フォルダに行く様に設定したらかなりラクになると思って、ね」

「ほー……」

「更に、時間が合わなくて来れなかった人とかいたじゃん? そういう人、もしかしたら次回に時間合えば来るかもしれないよね。そういう人は時間ラベル張り付けておけば、事前にお誘い出来ると思ってね。ほら、今日16時から入れている人が実は前回時間合わなくて来れなかった人ね」

「ほー……」

「で、Gmailでみのり・りえ・つくし。ゆりあちゃんそれぞれアドレス作ってやってるけど、共通で見れる様にしたら作業効率化されるかな、と思ってね」

「わ~、パソコンってこんな事が出来たんだ。ただ、私のiphoneじゃその機能っていうのかな、使えないんじゃないの?」

「いーや、ちゃ~んと出来る様に設定したよ。ほれ、見てみ?」

「──! す、すごーい! じゃぁ、この顧客管理のデータベースというのも──」

「もちろん! 今から送るアドレスをブックマークしておいて。パスワードはいつもの、ね」

「──! すごーい!」

「ついでにスケジュール表とGmailを連動させておいたよ、ほら!」

「──! キャー♪ 一気に会社らしくなってきたー♬」

「……会社かどうかは知らんけど、俺が仕事する時はこんな感じで色々効率化してやってるのよ。それをこの仕事に取り入れてみようと思ってね。操作はこんな感じに、ね」

「キャー♪ ありがとうございます! これだけでもジュンさんを()()()甲斐がありました♬」

「え? 俺って()()()()()だったの?」

「えぇ、そうですよ♪ 今日から()()()から()()に昇進です♬」

「ありがと──って、俺、今まで()()()だったの?」

「えぇ、そうですよ~。私の会社は厳しいですから、頑張って下さい♪ 今日は臨時ボーナス支給しますねー」

「あ、ありがと……」



──臨時ボーナスはからあげクンでした。

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