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「援して何がいけないの?」~闇に舞い降りた天才援交少女~  作者: ジュン
第一章~禁じられた遊び~
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暇トーク、援デリ

「そういえば、1人でやってる時は暇トークっていうアプリ使ってるんだよね。ちょっと探りいれてみたけど、サイト誘導ばっかじゃん。これ、ホントオイシイの?」

「当然、そういうのも多いですが、だからこそオイシイんです。たくさんアプローチした中でまともなレスあったらどう思います?」

「……確かに嬉しくて舞い上がるかも」

「そういう心理、利用してます。ただ、冷やかしも多いですけどね」

「……上手いね。でも、サイト斡旋みたいなのばっかりだと、見つける前に投げ出しちゃいそうだけど──」

「大丈夫、皆さん暇だから暇トークしてますから♪」

「そういうものかねぇ……」

「そういえば援デリって知ってます?」

「んー、言葉は聞いたことあるけど、よく分からないなぁ」

「こういうアプリなど使って援助交際する子を個人でやってると見せかけて斡旋する業者です。中高生を主に使ってやってますので、知っている人は業者と知りながら会ってますね。大体2万で、女の子の取り分は1.2万ですね」

「……モロヤバイ匂いがプンプンするけど、ヤクザさん絡んでそうだね」

「あ、ヤクザさんもやってますし、ヤンキーさんもやってます。 力の強いバックに吸収されるのがオチなので、素人が手出さない方がいいですね」

「どういう事?」

「お客のフリして入って、脅して傘下に入れるんです。個人でやってる子、殆ど傘下に入れられますね。そうやって売り子増やしていくんです。ヤンキーさんバックだったらヤクザさんに取られますし」

「……今までよくヤクザさん逃れて1人でやってこれたね」

「私の場合、ぷちオンリーだからバッティングしないんです。それでも、入墨入った人とか何人か相手してますけどね」

「……異様に修羅場くぐってるね。そもそも、どこでそういう情報仕入れるの?」

「あ、オテテの仕事で仲良くなったお客さんの知り合いがヤクザさんみたいでして、その人に色々教えて貰いました♪」

「要するにヤクザさんが商売ネタで使っているアプリだからオイシイよ、と」

「はい♪ こういう方達はお金に敏感ですから♬」



──人づてとはいえ、ヤクザさんの情報を駆使して最先端の売りの形を確保しているユキさんでした。

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