りえちゃん
──2日目
「あ、そうそう、言い忘れてたけど、もう一人売り子さん作ったから」
「──え? どういう事です? 私以外の子、一緒にやるっていうんです? ──それはちょっとヤダな……」
「あ、違う違う、みのりちゃんの他にりえちゃんという名前で募集かけたから、一人二役これからお願いね」
「あ、そーいう意味ですか〜。りょーかい♪ そういう事なら喜んで♬ で、どういう子の設定なんです?」
「んー、とりあえずみのりちゃんと真逆、敬語使わないちょいSのギャルっていうイメージ。分かる?」
「まぁ、大体は。要するに昔の私そのままでやればいーんですね。ちょっとやさぐれてる感じで(ㅎ.ㅎ)」
「ま、まぁ……そうだね。ここらの設定は下手に俺が作るより任せた方がよさげだね。じゃ、りえちゃんのメール対応お願いね」
「りょーかーい!」
「ところで、さっき誰か来るの嫌がってたよね。……なんで?(ニヤリ)」
「そんなこと当たり前じゃないですか! もし1人増えたら私へのフォローがおざなりになって結果的に私に入るお金が減るのが火を見るよりも明らかじゃないですか! いい? 絶対に私以外の他の人、入れないよーに! 分かりました?」
「は、はい!」
「分かればよろしい♪ じゃ、頑張りましょー!」