……何歳からやってるんだよ!
「くっ、この人来ないのか……これだけやり取りしたのに、何故──?」
「ちょっと見せて下さい。……あー、こういう人います、います! 絶対来ないですよ」
「……なんで?」
「ちょくちょくいるんです、こういうやり取りしただけで満足しちゃう人」
「……どういう事?」
「分かりやすく言うと、やり取りするだけで自分でしちゃって満足しちゃうって事…なんでしょうね」
「──! へぇ~」
「だから、えーっと、……この人とこの人、後この人も来ないですね」
「流石だねぇ。同じ男として、この発想はなかった……」
「だから最初から写メとか送らない方がいいです、それで満足しちゃう人ばかりですから。統計的に来た人は数パーセントしかいませんでしたから♪」
「統計って……今まで何人くらいやり取りしたの?」
「んー、詳しく数えた事ないけど、10万くらいはしたかな?」
「じゅ、10万って……何歳からやってたの?」
「んー、みのりちゃんよりもうちょっと若い時くらいから♪」
「えっと……1日200件で年間100日やったとして2万件だから…‥あれ? 何かヤバイ数字が出てきたんだけど、15さ──」
「細かい年齢は計算しないでね♪」
「……色んな意味で恐ろしい……そして、このそこらの営業マンが裸足で逃げ出す程のこの努力、どこから産まれるんだろう……」
「だから、若いから物欲は底なし沼なんですって^ ^」
(ユキさん、普通の会社で営業やったら全国レベル余裕だろうな……)
「……それにしても、これらの満足しちゃった人達、実際はこのネカマおじさんに抜かされたと考えると…ぷぷぷッ」
「wwwwwwwwwww」
「wwwwwwwwwww」