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「援して何がいけないの?」~闇に舞い降りた天才援交少女~  作者: ジュン
最終章:人の3倍の速度で時間が進んでしまう少女
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4年ぶりのメール

久しぶり、元気ですか?

届くかどうか分からないけど、報告も兼ねてこのメールを書いています。


あれから4年、《《留学》》期間どころか大学卒業して就職している年齢になってるよね。便りがないのは元気な便り、とは言うけど、やっぱり気になって、ね。約束破って連絡してごめん。


無事、卒業出来た?

就職出来た?

例の彼と続いてる?

もしかして意外に結婚した?

まさか、子供も出来た?


幸せになれたかな?

笑っているかな?

元気でいるかな?

……生きてるかな?


と、話がれました、申し訳ない。


約束していた本の完成、中々手が進まず4年という月日が経ってしまった、この物語を書き上げる為にはユキさんを思い出さなくてはいけないから、色々想像してしまって、それがキツくて……申し訳ない。


──ようやく完成したよ。


内容は要望通りになるべくライトで楽しい感じに仕上げたけど、どうだろう? 決して褒められる内容ではないけど、《《みのり》》ちゃんの魅力は十分伝わるのではないかな、と。ただ、みのりちゃんに憧れて模倣する子も出てしまうのではないか、という心配はあるけれど。


とにかく、面白おかしくどこかで読んでくれればいいのだけど、出来たら感想も聞きたいのだけど……ちょっとこれ違~う、ひどーい! とかって。


後、これはどうでもいい事だけど、娘が結婚するよ。今流行りの授かり婚で、再来月にはもう子供産まれるという、ね。まさか40代でおじいちゃんになるとは夢にも思わず、ちょっと複雑な心境。


ちなみに、2週間後、娘の結婚式。

式で使う昔のアルバム見てたら、ふとユキさんが頭に浮かんで、このメール書きました。


出来たら返事頂ければ幸いです。

近況、知りたいです。

いや、印税よこせ、の一文でも構わないので。


では。


JUN

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