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「援して何がいけないの?」~闇に舞い降りた天才援交少女~  作者: ジュン
最終章:人の3倍の速度で時間が進んでしまう少女
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旅立ちの日

「──ふぅ、今日はこれで終わりかな?」

「そうですね……」

「…………」

「…………あ、あの──」

「今日が……最後のつもり──だったかな?^^」

「──!」

「敢えて突っ込まなかったけど、6月中頃くらいから平日でもやってたじゃん。今までの優等生のみのりちゃんからすれば、ちょっとおかしいかなって。最近は夜の飲み歩きもしなくなってたし^^」

「……」

「で、前に試験の日程とか聞いてたじゃない。──確か今日から、だったよね……」

「あ……」

「何事にも頑張り屋さんの、さ……みのりちゃんが、さ──試験を放棄するのは、余程の事があるのかな、って」

「……実は、私……明日から──」

()()……かな?」

「……はい」

「そっか……ホント、お疲れ様」

「──5カ月間、ありがとうございました。今日まで無事に出来たのはジュンさんのおかげです」

「……今日で最後だと思うと、心にぽっかり穴が空いた気分になるよ。ギリギリのギリギリまでホント──よく頑張ったね」

「──は……い」

「期間は──どれくらい?」

「……1年か、2年……か…な?」

「──期間、決まってないんだ」

「えぇ……()()()です…から」

「そっか……」

「…………5ヶ月間、楽しかったですね」

「…………ホント、楽しかったよ、色々あったし」

「……出来れば8月まではやりたかったな~。みのりちゃんの誕生日まで決めてたのに……誕生日祝って貰って……もう少しだけ……ここで……──」

「ま、ちょっとやり残したくらいが丁度いいって。ほら、食べ物でも腹7分くらいで済ますくらいが丁度いい……じゃん。そういう意味では今くらいが丁度……いいよ、きっと。ほら、そんな顔……しないで。最後は……笑顔で、ね」

「──説得力……ないですよ、ジュンさんだって……今にも泣きそうな顔……してますし」

「と──俺としたことが、申し訳ない」

「wwwwww」

「wwwwww」

「そうですね──最後は明るく終わりましょ^^ こんな経験、もう絶対出来ないでしょうね。ま、経験しない方がいいかもですが~」

「まぁ、世間からは絶対後ろ指刺される裏社会の事だからね。ま、何とかいって危ない目に会わなくて良かったよ。一度くらい、本当のボディガードしたかったかもだけど」

「ジュンさんのおかげです」

「そう言って貰えると嬉しいよ。 って、ホントに今日が最後か──」

「──はい、今日で()()()ちゃんは……卒業です。明日から──()()するいち()()()に戻ります」

「……寂しいけど──しょうがないね。たまには……近況報告してね」

「はい、たまーに……しますね♪」

「何かあったら電話──ね。どこでもすぐ駆けつけるから」

「どうしても、の時は連絡するかもですが、大丈夫です^^ 私はどこでも元気にやっていく自信ありますので♪ 連絡がないのは良い便りだと思って下さい」

「ん、分かった。俺もなるべくお伺いしない様にするよ」

「そうして下さい♪ 約束ですよ^^」

「じゃ、元気で、ね。幸せに……なれるといいね」

「はい、ジュンさんも……健康に気をつけて。たばこ、吸い過ぎないように。本も完成させて下さいね。後、奥さんと娘さんの●●ちゃんにもよろしく言っておいて下さい^^」

「言える訳ないじゃん!」

「wwwwww」

「っとに……それじゃ、ね」

「はーい♪」



──最後のやりとり


────────

()()いくまでの間、

ストレスレスに

稼がせていただき

ありがとうございました!


執筆がんばってくださいませー。


iPhoneから送信

────────

いえいえ、こちらこそありがとうございました。

新鮮な世界を経験出来て面白かったよ。


()()して暫く大変だろうけど、ま、みのりちゃんの場合()()()()大丈夫だろうね。



執筆……もうかなりの量になったかも。


ある程度出来たらサイト(ブログ形式かどうするか未定)と共に伝えるね。

頑張ります。


では、、、お元気でー。

────────

やらないと、絶対に

知り得ない世界ですからねー、

知らぬが仏感も否めませんがw


執筆内容、

メールそのまま使われてたり

読んでて楽しかったりするので...

固有名詞以外でしたら

どのエピソード使っていただいても

大丈夫ですのでー(笑)


では、ジュンさんもお元気でー。

わたしは、どこでも元気で

笑っていると思います( ̄▽ ̄)


iPhoneから送信

────────

──そして、みのりと呼ばれた彼女は仮面を外し、2人の物語は幕を閉じた。今までの事がまるで夢だったかの様に、平凡でありふれた日々が残酷にも積み重ねられていく。1年、2年、そして3年……彼女の時間はどれだけ進んでしまったのだろう……彼女からの連絡があったら全てを投げ捨ててでも飛んでいくつもりでいたが、その機会は訪れる事なく、さらに月日が流れていった。

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