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「援して何がいけないの?」~闇に舞い降りた天才援交少女~  作者: ジュン
最終章:人の3倍の速度で時間が進んでしまう少女
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天使の笑顔

「ニコ-♪ (パシャ! パシャ!)」

「……どうした? 気でも狂った? さっきから自画撮り写メ撮りまくってるけど」

「ちょ、失礼な! 私の写メ、例の友達の美琴みことちゃんに送ろうと思ったんですけど、どうせなら可愛い写メで送ろうかなーって思って試行錯誤してるんです!」

「──ん? それなら前に見た撮影のお客さんの写真使う? ほれ、まだあるよ」

「だ・か・ら! こんな体操着とかコスプレしてる写真送ったら美琴みことちゃんにおかしいって思われます! 自然な写真がいーんです! ありのままの──」

「(パシャ!)」

「ちょ、何撮ってるんです──」

「(パシャ!)」

「キャ! ちょっと~!」

「──取りあえず今の写メ、送るね。……見てみ?」

「……! 意外にいいです^^」

「(パシャ! パシャ!)」(写真を見てご満悦の所をすかさず撮影)

「……はい、これはどう?」

「(じぃーー) 私、こんな風に笑うんだ……(満面の笑み)」

「(パシャ!)」

「(カメラに気付き、表情はそのままこちらを向くみのりちゃんの図)」

「(──パシャ!)」

「……どうです? 上手く撮れました?」

「……完璧かな。これが前に言っていた天使の笑顔に見惚れる表情ね。これ、友達に送ってあげたらきっと喜ぶよ」

「(じぃーー) これは流石に送れません」

「え? 何で? メチャクチャ上手く撮れてるじゃん」

「上手く撮れ過ぎです。これ送ったら別の意味で美琴みことちゃんに誤解されます」

「え~、そうかな~、いいと思うけどな~。折角撮ったのに、使われないのは勿体ないなぁ」

「これは……私の宝物にします。こんな表情、私、出来るんですね。ホント、自分で言うのも何だけど、天使みたい……」

「ん? いつもしてたじゃん。今更何言ってるの? だから私はモテるんです! じゃないの?」

「//////」

「お、その表情もいいねー。はい、チーズ!(パシャ!)」

「(ピースサインに変な表情のみのりちゃんの図)」

「……これはブサイクだ。目まで瞑ってるし……」

「──! バカーー!!(パシャ!)」


 こうして2人の()()()()は過ぎていくのであった。

 そして──


※次話公開は10/07 22時頃です。

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