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「援して何がいけないの?」~闇に舞い降りた天才援交少女~  作者: ジュン
最終章:人の3倍の速度で時間が進んでしまう少女
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コンサート

「ふぅ……やっと取れた。よかった~~」

「ん? 今日は何を爆買いしたの?」

「い~え、違います。今日はコンサートチケットを取ったんです。意外に人気で、かなり苦労しました。相場の倍になっちゃったけど」

「ほぉ~、誰のコンサート行くの?」

「小田和正です」

「──! って、滅茶苦茶渋いねぇ。まさかみのりちゃんからその歌手の名が出てくるとは思わなかったよ。彼氏、異様に渋い趣味してるねぇ」

「いえ、両親が好きでして。今日は母と、明日は父と行くんです」

「お! 親孝行? エライじゃん!」

「はい。もしかしたらこれが《《最後》》かもしれないなって思いまして。だから、少々割高になっても、絶対行きたかったんです」

「……そっか……」

「ちょ! な~に暗くなってるんですか~。私が《《最後》》じゃなくって、小田和正の事ですよ。もうあの人、かなり年でいつ引退してもおかしくないですから」

「──あ、言われてみたらその通りだね。失礼かもだけど、小田和正がまだ活動してるって俺、知らなかったもん」

「でしょ? いついなくなるか分からないですから」

「素朴に、親子3人でいけばいいじゃん。なんで別々に行くの? 2日連続だと、内容も殆ど変わらないだろうし」

「いーんです! 私がそうしたいんですから♪」

「……そっか……」

「ちょっと! また変な事考えてるでしょ! とにかく! これで今日のノルマが8万になりましたからね。予定大丈夫ですか?」

「──! って、滅茶苦茶高いじゃん! しかも、まだ売上確定していない時に先買いしてるし……ま、流石にもう慣れたけどね。えぇ、どうにかしますよ、どうにか!」

「はい♪ ()()()()()()()お願いします♪」

※次話公開は10/06 23時頃です。

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