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「援して何がいけないの?」~闇に舞い降りた天才援交少女~  作者: ジュン
第三章~永遠の夢が如く~
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フライングゲットーそれを望んだのはあなたでしょ?-

──13時半から2時間が経過した後、手元には42,000円というお金が。


「ふぅ、今日はまだ少ないですね。3時半でまだ4万ちょっとですよ……」

「……始めてまだ2時間しか経ってないじゃん。それで4万オーバーなら上出来じゃん。時給1万以上になってるじゃん」

「まぁ、そう言われたらその通りなんですけど……ジュンさん今日は18時までですよね──今から2時間半で10万超えますかね?」

「冷静に考えたら……今の2時間と同じペースだと到達しないのか──」

「えぇ、このままだと買い物出来ないです……」

「んと、何買おうとしてるの?」

「あ、気になります〜? えっと、ちょっとパソコンいいですか~? このジャケットと〜、このズボンと靴下セットです♪ サイズは〜、これとこれで〜、このままカートに入れますと〜、52,800円になります♬  ……()()!(購入ボタンをクリックするみのりちゃん)」

「チョッ! 画面が "購入ありがとうございました" になってるじゃん……! もしかして買ったの??」

「はい♪ 気合で有言実行しました」

「……まだその額に到達してないじゃん──」

「え? 前言ってたじゃないですか〜、欲しいモノは欲しいと思った時に買え、それを原動力に仕事頑張ればいいって」

「そんな事言ったかな……」

「ちゃ~んと証拠ありますよ~。ちょっと待って下さいよ~。──あったあった、これだ。見ーてくーださい、はい♡」


────

俺はユキさんの銭遣いの粗さ、好きですよ?

中途半端に銭遣うくらいなら、これくらいのが全然いい。

見てて清々しいというか気持ちいいというか笑えてくるというか。


この銭遣いの粗さがあるからこそ、異様なまでの銭に対する

執着心と行動力が芽生える訳で、逆に保身に走ると一気に

銭まわりが悪くなるかな、と。


1000円節約するより2000円稼ぐ事考え実行する方がよっぽどかマシ。

この額の桁が少し(?)大きいだけ、だから。


ま、こんな事言う人、そういないと思いますが、どうか変わらず散財するユキさんでいて下さい。

────


「──!! こ、これは……ま、まさか、俺の……メール? こ、こんな事、か、書いたっけ……?」

「3月●日の●時●分、ちゃーんと記録に残ってますよ♪ ほら、ここ見て下さい。銭遣いの荒いユキさんが好きです、中途半端に遣うより今のままがいい、今のままのユキさんでいてくれって♡ ここまで熱烈に言われたら、期待に応えない訳にはいかないですよ──ね♪」

「うぅ、俺は酒でも飲んでいたんだろうか……何でこんな事を書いたんだ……」

「あ、もう少し前のメールも見せましょうか? 私が思わず照れるくらいの事書いてましたよ♪」

「い、いや──ご、ごめんなさい! もうこれ以上俺の恥部を晒すのは──」

「♪♬♪♬ これで私も仕事やらなくちゃって気になりました! 頑張りましょー。今日の私は何でもしますよー!」

「ハピメで本番3でどうかってい──」

「本番絶対しません!」

「お口で──」

「当然NGです!! 断っておいて下さい!」

「クンニさせて下さ──」

「当然しません!」

「キスと手で──」

「キスも当然NGです!」

「……いつもと全然変わらないじゃん」

「いつも以上にテコ筋が筋肉痛になっても数こなしますっていう意味です!」

「ま……分かってたけどね。はい、今からオテテ3人続くよ、大丈夫?」

「はーい、何人でもー♪ アポとっておいて下さいねー♬」



──強行突破でお金がないのにモノを買うみのりちゃん。何を血迷ったのか、それを推奨していた過去があったとは……過去に戻れるなら当時の俺をぶん殴ってやりたいと思う今日この頃でした。

※次話公開は10/05 0時頃です。

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