表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
113/167

楽しそうですね、何で手伝ってくれるの?

「カタカタカタッ」(メールのやりとりするネカマおっさんの図)

「(じぃーーーっと下からのぞき込むように見つめるみのりちゃん)」

「カタカタカタッ ふっ」(やり取りが上手くいって思わずほくそ笑むネカマおっさんの図)

「(じぃーーーっとその様子を見てニヤニヤするみのりちゃん)」

「──どうした? じぃっと見つめて。微妙に照れるんだけど……」

「いえ、ホント楽しそうだなーってw で、なーんで手伝ってくれるんだろーって」

「──え?」

「だって、本業やってた方が稼げるじゃないですか、ジュンさんの場合。 なーんで手伝ってくれるんだろーって未だ不思議で」

「んーー、本業ばっかだと煮詰まっちゃうから、いい気晴らしになるしね。 業種違うからこれはこれで新鮮だし。 それに、案外楽しいよ、こうやって駄弁りながら作業するの」

「そうですよね。この仕事、2人でやるべきですよね。1人だとストレスハンパないですし。私は、アポ取って貰ってただ指示があって行くのがこんなラクだとは知りませんでした。空き時間もおしゃべり出来ますし、嫌な事あっても愚痴れますし」

「んー、最近アポ成約率が異様にあがってきたなぁ──俺、これでも食べていけるんじゃないだろうか……」

「ま、いくらアポ取り上手くなっても実行するコ、私がいないとダメですからねー♪」

「ま、みのりちゃん以外の子とする気はサラサラないけどね。んー、勿体ない。今度この腕を披露するのは夏休みかー」

「だから、土日もやりましょーよー♥ 月末だけ、ね♪」

「月1回なら、土日も抜けられる……かなぁ──口実考えなきゃ。ま、あまり期待しないでね」

「いえ、大いに期待してます♪  2日で30万欲しいです♬」

「……風俗、いや、ソープでも無理でしょ、それ──」

「2日だけ働いてストレスレスで30万稼げるって素敵ですよね♡」

「……聞いてないし──」



──ネカマおっさんのアポスキルの上達ぶりを暖かく見守り、同時にそれに頼り切ろうと目論むみのりちゃんでした。

※次話公開は9/28 0時頃です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=618303256&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ