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在庫がなくなってノーパン

「うぅ、まさか在庫がなくなるなんて……」

「今日に限って、キャンセルありませんでしたからね。後で仕入れにいかないと、ですね」

「まぁ……しょうがないか、次の10分後に来る人、断るか。パンツ・おしっこ・手のフルセットだったけど」

「いえ! やります! パンツだけだったら断りますけど、フルセットの上客さんを逃す手はありません!」

「いや、在庫ないけど……どうするの?」

「履いてるパンツ、手放します!」

「──! 終わった後、どうするの? ま、まさか……」

「そのまさかです! ノーパンで暫くいます! そこまでミニじゃないですし、多分問題ないです!」

「ま、まぁ……確かに、ね。──あ、来た。下の階の72番の部屋」

「分かりました、いってきます!」


───30分後───


「た、ただいまー///」

「お? ちょっと時間かかったねぇ。遅い人だった?」

「い、いえ……いつも通りくらいで終わったんですけど//// (モジモジ)」

「ん? どうした? モジモジして、やけに内股になって」

「──!! キャー、見ないで下さいよ~」

「? 何が?」

「だ、だから……スカートの中──」

「ん? 別に見えないじゃ──」

「キャー!! エッチーーー!! (バシン!)」

「ちょ! 何全力のビンタするのさ?」

「うぅぅ……みんなの視線が私の股間見てる……」

「……要するに、恥ずかしいのね」

「こんなに緊張するなんて思いませんでした。冷静に考えたら見える筈ないのは分かるのです──キャ! こっち見ないで下さいよ~」

「取りあえず、ストッキング履いとく?」

「あ、そうします! ちょっとあっち向いて下さい。──んしょ、んしょ、と。もういいですよ~」

「……どう?」

「あ、これなら恥ずかしくないです♪ お騒がせしました♬」

「……ノーパンにストッキングって、滅茶苦茶ヘンタイチックな格好だねwww このまま次の人、行く?www」

「──キャー!! 30分時間ズラしておいてください! 今からパンツ買ってきます!」

「wwwwwww この格好で地下鉄乗るの? ヘ・ン・タ・イ♪」

「キャーー!! バカーーー!!!」

「wwwwwww」



──その後、仕事になりませんでした。

※次話公開は9/26 0時頃です。

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