1.5話 舞台設定 2
前置きみたいなやつです、0話の追加になります。
メイド(世話係)
魔王城に本来メイドは必要ない。迷宮である以上掃除の必要も無いし、料理はコックが何人かいる。お茶を汲むようなこともダルクの居心地が悪いのでしていない。しかし誰かが来た時に使用人がいないというのは体裁が悪いため雇われている。いつもは城で裁縫やお菓子作りなどを自由にしている。エルザの良き友人達で、文官にとってもありがたい存在。
メイド長が一人居て、他に数名のメイドがいる。
ポール・バニヤン
かつての英雄。四人で大悪魔王を討伐し、かの者が生み出した瘴気を霊力と中和させたもの。不老不死の霊体となりどこかの迷宮で生きているらしい。別の世界から来た。偽名を名乗っているらしいのだが本名は本人以外誰も知らない。
剣術と医学の祖だが、魔術にも精通している。
ジェロム
かつての英雄。大悪魔王を討伐し、ポールと同じく霊力で瘴気を中和した。彼も霊体としてどこかの迷宮で生きているとされている。
従魔術を一人で築いた。魔術と精霊術にも精しい。
スライム
半透明の液体をしたモンスター。性質は大人しく、食料も魔力であるため基本的には無害極まりない。色や透明度に様々な種類があり、ペットとしても人気。どういう方法で思考をしているのかはわからないが、自我があるらしく、よく懐くものもいる。魔力から液体を生み出すことができ、工場などで特定の液体を作らせたりしている。
倒すメリットがほぼ皆無である上管理が簡単なので討伐されることはほとんどないが、実際にはpHを弄った液体を飛ばしたり毒液を出せたりするものもいる上、物理攻撃が効きづらいため上位種の討伐難易度は高い。スライムを怒らせた結果、瘴気を吸いおぞましい大きさになったものに復讐された村もある。
異界人
別の世界から来た人。結構いる。医学を興したポールもそうだが、錬金術の始祖や化学研究所の創始者も異世界人らしい。様々な世界があるらしく、いろんな法則があるため異世界人に一貫性はない。そのままの姿で来る者と記憶を持って生まれてくる者の二種類がいる。
すぐに1話分更新します。